75回 B問題 問41
難易度:並
犬と猫の気管支炎に関する記述として最も適当なのはどれか。
- 犬の慢性気管支炎は気管支肺胞洗浄(BAL)で好中球が優位に認められる。
- 犬の慢性気管支炎は胸部 X 線検査でのエアブロンコグラムが特徴的である。
- 猫喘息では末梢血液での好酸球増加が約 80% に認められる。
- 猫喘息の治療にはβ受容体遮断薬が用いられる。
- 犬伝染性気管気管支炎の治療に抗菌薬は無効である。
1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
犬の慢性気管支炎は気管支肺胞洗浄(BAL)で好中球が優位に認められる。
猫喘息では、BALで25%以上の好酸球が検出されて診断されるようです。
重要度:☆犬の慢性気管支炎は胸部 X 線検査でのエアブロンコグラムが特徴的である。
一般的には気管支パターンだと思いますが、特徴的かと言われれば微妙なところだと感じています。少なくともX線所見だけで慢性気管支炎を除外できません。
エアブロンコグラムは、肺水腫や肺炎で見られることが多いですよね。
重要度:☆☆
猫喘息では末梢血液での好酸球増加が約20% に認められる。
重要度:☆☆☆
猫喘息の治療にはβ受容体刺激薬が用いられる。
気管支はβ受容体が分布し、遮断すると気管支は縮小し”悪化”します。
一般的には「ステロイド吸入薬」や「ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬」を一般的に使用します。
重要度:☆☆☆
犬伝染性気管気管支炎の治療に抗菌薬は有効である。
参考
https://www.sagamigaoka-ac.com/wp-content/dr_file/pdf/201808_2.pdf
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