73回 A問題 問6
難易度:並
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
精巣輸出管は精巣上体頭で精巣上体管につながる。
精巣の中の精子は
①精巣輸出管から出て
②精巣上体頭
③精巣上体尾
④精巣上体管に繋がっています。
重要度:☆
精巣輸出管は線毛細胞と無線毛細胞から構成される。
精巣上体管は、微絨毛細胞と基底細胞からなります。
自由面(腔に面する側)に「不動毛」があることで有名ですよね!
でもまぁ、このような選択肢を作られてしまうと、
なかなか思い出せないのは当然な気がします。
重要度:☆☆☆
卵巣は胎子期の未分化生殖腺から生じる。
発生学は、捨てても良い科目ですが、
繁殖に関わる部位の発生に関しては、覚えたほうが得です。
中腎傍管(通称:ミュラー管)は、「卵管」「子宮」「膣」を形成します。
以下にまとめを載せておきます。
重要度:☆☆☆
卵管峡部は卵管子宮口を経て子宮角に開口する。
正解です。
卵管ロート→卵管膨大部→卵管峡部を経て子宮に開口します。
卵管膨大部が受精の場所なので覚えておくと良いです。
重要度:☆☆☆
馬の卵巣には排卵窩がみられる。
一般的には、卵子は卵巣皮質ならば様々な場所から排卵されるものですが、、、馬は異なります。
そもそも馬の場合は、
髄質と皮質が(組織学的に)逆転しており、髄質が外側を覆っています。
皮質が髄質に覆われているわけですが、
すべてを覆っているわけではなく部分的に皮質が顔を出しています。
その場所を「排卵窩」といい、ここからだけ排卵されます。
とても面白い構造ですよね。