73回 A問題 問5
難易度:易
哺乳類家畜の泌尿器に関する記述として正しいのはどれか。
- 馬の尿管には漿液腺がみられる。
- 雄の尿道の遠位部は平滑筋である尿道筋によって取り囲まれる。
- 遠位直尿細管の終わりの部分で緻密斑を形成する。
- 豚の右腎臓は左腎臓よりも移動性に富む。
- 豚の腎臓には終陥凹がみられる。
選択肢を吟味しよう!
注意度:☆
馬の尿管には粘液腺がみられる。
これは普通知らないはず。
知っていたら、解剖学マニア。
注意度:☆
雄の尿道の近位部は平滑筋である尿道筋によって取り囲まれる。
これも普通は知らないはず。知らなくて良い。
重要度:☆☆☆☆☆
遠位直尿細管の終わりの部分で緻密斑を形成する。
この選択肢は、めっちゃ重要!!
注意度:☆☆☆
豚の左腎臓は移動性に富む。
一般的に、移動性があるのは「左腎」です。
「遊走腎」とは、反芻類にみられます。第一胃の容積が変化することにより、左腎が動くわけです。

ぶたくん
一般的に頭側にあるのは右腎臓だけど、僕の腎臓は”左側”が頭側にあります!

Nekoyasiki
だから右腎による腎圧痕も尾状葉にないんだね!
注意度:☆☆
馬の腎臓には終陥凹がみられる。