哺乳類家畜の骨に関する記述として正しいのはどれか。

まとめ

73回 A問題 問3

難易度:難

哺乳類家畜の骨に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 緻密骨のオステオン層板の中心をフォルクマン管が貫く。
  2. 第一腰椎は前肋骨窩をもつ。
  3. 距骨と踵骨は骨結合で互いに癒合する。
  4. 馬と牛の膝蓋骨内側には軟骨突起がみられる。
  5. 橈骨の近位端は肘頭となる。

選択肢を吟味しよう!

解説のポイント:
選択肢4を一発で当てるのはかなり難しいです。消去法で正解するのが自然な流れですが、選択肢1と2で悩む人も多いと思います。選択肢1と2をしっかり正誤を判断できるようになりましょう!選択肢2は臨床的には重要ですよ!

重要度:☆☆☆
緻密骨のオステオン層板の中心を中心管が貫く。

骨と平行に貫いている中心管を通称:ハバース管と言います。一方で骨を横断する貫通管を通称:フォルクマン管と言います。

重要度:☆☆☆
頚椎は肋骨窩をもつ。

腰椎には、肋骨窩はありません。X線画像で椎体の数を数える際に重要になります。以下の画像は犬を意識した模式図です。

重要度:☆☆
距骨と踵骨は骨結合で互いに癒合しない

重要度:☆
馬と牛の膝蓋骨内側には軟骨突起がみられる。

へぇ。

重要度:☆☆☆
骨の近位端は肘頭となる。