国家試験間近の悩みNo.1 は
過去問は意外と解ける!でも、本番で解けるか不安なんだよなぁ、、、です。
この悩みへの解答は
”知識と知識が繋がらず、知識の一つ一つが散らかっている”から、だと僕は考えています。
この記事では、
①体系的な情報整理
②知識の”抜け”を補填
③分野ごとの総括(重要ポイント)
を踏まえて、今後の勉強がスムーズになることを期待しています。
それじゃぁ、レッツラ・ゴー!
環境基準
環境基準を”義務”と考えている受験生が多いのですが、あくまで目標として掲げているので法律的な拘束力はありません。まずはこの点を覚えておきましょう!

それだと、
いろんな事業者が環境に悪いものを垂れ流しにするんじゃないの?

そのために法律を適宜設けてあるよ!
一般的には環境基準よりも緩い基準値ですが、環境への配慮は最大限されているよ!
環境基準はあくまで目標!基準は厳し目に!
大気汚染に係る環境基準
一概に”大気汚染”といっても、下記のように様々あります。
へぇ、、、くらいに流してOKですが、
大気汚染に係る環境基準に
「二酸化炭素(CO2)」は環境基準が設定されていない!というのが超重要ポイントです。
二酸化炭素(CO2)」は環境基準が設定されていない!

- 硫⻩酸化物や窒素酸化物は酸性雨の原因となる。
- ロンドン型スモッグの原因は石炭燃焼である。
- ドノラ事件の原因は光化学オキシダントである。
- ロサンゼルス型スモッグは冬に多発する。
- フュームは気体中に含まれる直径が 10μm 以上の液体粒子である。
1( a , b )が正解です。
ドノラ事件は二酸化硫黄が原因です。ロサンゼルス・スモッグは光化学オキシダントが原因のため季節に関係はありません。フュームは、直径1μm以下のものをいうようですが、覚えなくてOKです。
- 光化学オキシダント
- 硫化水素
- 一酸化炭素
- 浮遊粒子状物質
- ベンゼン
3( b , c )が正解です。
- 大気中の亜硫酸ガスの増加
- 気温逆転層の成立
- 大気中の二次汚染物質の増加
- ⻑期の降雨
- 人口の急激な増加
1( a , b )が正解です。
- 硫化水素
- 一酸化炭素
- 浮遊粒子状物質
- オゾン
- テトラクロロエチレン
3
〔図〕はある大気汚染物質に関する注意報等が発令された延べ日数および都道府県数の推移である。
【72-d-45】この大気汚染物質はどれか。
【72-d-46】この大気汚染物質に関する記述として適切なのはどれか。
- 二酸化硫⻩
- 一酸化炭素
- 二酸化窒素
- 光化学オキシダント
- 浮遊粒子状物質
4
注意報が発令されるのは「光化学オキシダント」しかありません。
- 赤血球のヘモグロビンと高い親和性を持つ。
- 自動車などの燃焼機関が主な排出源である。
- ロンドン・スモッグの原因物質である。
- 温室効果ガスである。
- オゾンが主成分である。
5
環境省|大気汚染に係る環境基準
https://www.env.go.jp/kijun/taiki.html
騒音に係る環境基準
地域の類型ごと・時間の区分ごとに別々の基準値を設定しています。
基準値を覚える必要はありませんが、騒音に係る環境基準は”類型”ごとに基準を設けている点に注意しましょうね!!!

ねぇねぇ、
この類型って何なの?

騒音で例えるなら、
閑静な住宅街と工業地帯(周りに住宅がない)では、騒音のレベルが異なるよね?!
だから地域の利用目的に応じて、異なる基準値を設けているんだよ!
類型ごとに基準を設けているを設けているのは、
もう一つ「水質汚濁に係る環境基準」があります。2つまとめて覚えましょう!
環境省|騒音に係る環境基準
https://www.env.go.jp/kijun/oto1-1.html
水質汚濁に係る環境基準
公共用水域の水質検査に関しては、水質汚濁に係る環境基準として
①ヒトの健康の保護に関する環境基準
②生活環境 の保全に関する環境基準
の2つが設けられています。(あくまで目標)
こちらに関しては、下水の項で解説したいと思います。
環境省|水質汚濁に係る環境基準
https://www.env.go.jp/kijun/mizu.html