犬の直腸脱に関する記述として適当なのはどれか。

過去問

73回 B問題 問66

難易度:易

犬の直腸脱に関する記述として適当なのはどれか。
  1. 寄生虫感染が原因のひとつである。
  2. ウェルシュ・コーギーが好発犬種である。
  3. 診断には X 線検査が有用である。
  4. 整腸剤により治癒することが多い。
  5. 再発例では脱出組織の切除を行う。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
寄生虫感染が原因のひとつである。

重要度:☆
ウェルシュ・コーギーが好発犬種である。

ウェルシュ・コーギーが好発犬種で重要なのは「変性性脊髄炎」です。

重要度:☆
診断には X 線検査が有用である。

診断はできないでしょう。会陰ヘルニアだって考えられるし。

重要度:☆☆☆
整腸剤により治癒することはない

治るわけないじゃろう!!!

重要度:☆☆☆
再発例では脱出組織の切除を行う。

解説

直腸脱なのか、重積なのか?この鑑別が重要です。  

直腸脱の場合:脱出部位と肛門の縁には隙間がない。
一方で重責の場合:隙間があるため体温計の先が入り込む。

場合によっては、腫瘤の可能性もあるので慎重に判断すべきですな!