73回 B問題 問66
難易度:易
犬の直腸脱に関する記述として適当なのはどれか。
- 寄生虫感染が原因のひとつである。
- ウェルシュ・コーギーが好発犬種である。
- 診断には X 線検査が有用である。
- 整腸剤により治癒することが多い。
- 再発例では脱出組織の切除を行う。
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
寄生虫感染が原因のひとつである。
重要度:☆ウェルシュ・コーギーが好発犬種である。
ウェルシュ・コーギーが好発犬種で重要なのは「変性性脊髄炎」です。
重要度:☆診断には X 線検査が有用である。
診断はできないでしょう。会陰ヘルニアだって考えられるし。
重要度:☆☆☆
整腸剤により治癒することはない。
治るわけないじゃろう!!!
重要度:☆☆☆
再発例では脱出組織の切除を行う。
解説
直腸脱なのか、重積なのか?この鑑別が重要です。
直腸脱の場合:脱出部位と肛門の縁には隙間がない。
一方で重責の場合:隙間があるため体温計の先が入り込む。
場合によっては、腫瘤の可能性もあるので慎重に判断すべきですな!