犬の上腕骨骨折に対する外側アプローチの際に注意すべき神経はどれか。

過去問

73回 B問題 問67

難易度:並

犬の上腕骨骨折に対する外側アプローチの際に注意すべき神経はどれか。
  1. 正中神経
  2. 尺骨神経
  3. 橈骨神経
  4. 筋皮神経
  5. 腋窩神経

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
正中神経

上腕骨の内側アプローチで注意が必要です。

重要度:☆
尺骨神経

正中神経と同じく、上腕骨の内側アプローチで注意が必要です。

重要度:☆☆☆
橈骨神経

正解です。

重要度:☆
筋皮神経

正中神経・尺骨神経と同じく、上腕骨の内側アプローチで注意が必要です。

重要度:☆
腋窩神経

肩関節への外側アプローチで注意が必要です。

解説

整形の解剖で重要なのは、「大神経の走行」です。

もちろん筋肉の走行も重要ですが、神経を傷つけてしまうと元も子もありません。
小動物臨床と関係がある神経は覚えたほうが今後も便利ですよ!

整形の手術でのプレーティング技術は超重要で、かなりのウェイトを占めます。
このプレートを適用する骨の場所には決まりがあります。その決まりを下記にまとめます。

  • 上腕骨
    内側・外側どちらにもプレーティングOK
    内側アプローチ・・・「正中神経」「筋皮神経」「尺骨神経」に注意
    外側アプローチ・・・「橈骨神経」に注意
  • 橈骨
    頭側(前面)にプレーティング
    外側アプローチ・・・「橈骨神経」に注意
  • 大腿骨
    外側にプレーティング
  • 脛骨
    内側にプレーティング
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