データの誤差とその制御の方法に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

73回 B問題 問39

難易度:難

データの誤差とその制御の方法に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 標本数を増やすことで系統誤差を小さくできる。
  2. 摘発バイアスは選択バイアスの一つである。
  3. 思い出しバイアスはコホート研究で生じやすい。
  4. 交絡の制御方法として多変量解析がある。
  5. 偶然誤差の程度は精度によって表す。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
標本数を増やすことで偶然誤差を小さくできる。

重要度:☆☆☆
摘発バイアスは情報バイアスの一つである。

重要度:☆☆☆
思い出しバイアスは症例対照研究で生じやすい。

思い出しバイアスは情報バイアスに分類されます。

重要度:☆
交絡の制御方法として多変量解析がある。

重要度:☆☆
偶然誤差の程度は精度によって表す。

解説

誤差=測定値ー”真の値”と示されるように、
真の値(神のみぞ知る)とのズレを「誤差」といいます。

真の値を得ることは決してできません!が、
誤差を極力減らせば、真の値に近づけることができます。

誤差には、
「系統誤差」と
「偶然誤差」があって、

いずれも小さくする必要があります。