72回 B問題 問4
難易度:並
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
ワルファリン
血液凝固に必要なビタミンKの活性化を阻害することで、抗凝固作用を発揮します。
重要度:☆☆☆
アスピリン
低用量で、抗血小板作用があり、結果として抗凝固剤として機能します。
重要度:☆
チクロピジン
「チクロピジン」の他にも「クロピドグレル」があります。
これらは、ADP受容体(P2Y12受容体)を阻害することで、血小板凝集が起こりにくくなり抗凝固作用を発揮します。
重要度:☆☆☆
クエン酸ナトリウム
凝固検査に用いられる抗凝固剤です。
血液凝固に必要なCaをキレートすることで、抗凝固作用を発揮します。
重要度:☆☆
カルバゾクロム
商品名:アドナとして、小動物臨床でも用いられています。
血管透過性の低下作用や血管抵抗性の増加作用があるため、
止血薬として用いられるようです。
授業では習いませんでしたが、
実際に使用されている点を考えると頭に入れておく必要はありそうです。
他の止血薬としては、
抗線溶薬の「トラネキサム酸」や「アミノカプロン酸」がありますね。
トラネキサム酸の代謝物がアミノカプロン酸なので、実質同じようなものです。