(ΦωΦ)
72回 B問題 問3
難易度:易
真菌感染症の治療薬はどれか。
- アムホテリシン B
- ケトコナゾール
- セファレキシン
- ゲンタマイシン
- クロラムフェニコール
1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e
解説
重要度:☆☆☆
アムホテリシン B
正解です。
ポリエン系抗生物質で、細胞膜表面のエルゴステロールと結合し膜に穴を開けます。
似た薬剤で「ポリミキシンB」というのがありますが、これは抗生物質です。
重要度:☆☆☆
ケトコナゾール
正解です。
アゾール系抗生物質で、真菌の膜合成を阻害します。
臨床の現場では「マラセチア感染症」に対して高頻度で用いられます。
絶対に覚えてください!!!
重要度:☆
セファレキシン
セフェム系抗生物質です。
細胞壁合成阻害薬です。
重要度:☆☆☆
ゲンタマイシン
アミノグリコシド系抗生物質です。
リボソーム30Sに結合して、タンパク質合成を阻害します。
重要度:☆☆☆
クロラムフェニコール
リボソーム50Sに結合して、タンパク質合成を阻害します。この「クロラムフェニコール」は、家畜には使用禁止なので注意が必要です。