駆出性雑音を生じる心疾患はどれか。

72回 A問題 問68

難易度：並

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選択肢を吟味しよう！

解説

心臓が全身に血液を送るまでのストーリーを図解しました。

駆出性雑音とは？

心臓が収縮している（駆出している）とき、
本来動脈弁は開き、房室弁は閉じています。

「駆出性雑音」はこの状況での異常音なので、

動脈弁の狭窄（開ききれない）、
房室弁の閉鎖不全（閉じきれない）で生じます。

拡張期雑音とは？

一方、心臓が膨らんでいるとき（拡張している）とき、

本来動脈弁は閉じ、房室弁は開いています。

上記と同じように「拡張期雑音」では、

動脈弁の閉鎖不全（閉じきれない）、
房室弁の狭窄（開ききれない）で生じます。

逆流性雑音って？

「逆流性雑音」は、「閉鎖不全」で生じます。
特に「全収縮期雑音」が有名ですね。

「心室中隔欠損」は、
本来閉じている心室中隔が開いている（閉鎖不全）ため
「全収縮期雑音」が生じると考えれば間違えません。

他には？

他にも「連続性雑音」では「動脈管開存」が有名です。