犬の鉄欠乏性貧血で認められる所見はどれか。

過去問

72回 A問題 問67

難易度:易

犬の鉄欠乏性貧血で認められる所見はどれか。
  1. 網状赤血球の増加
  2. セントラルペーラーの拡大
  3. 球状赤血球の増加
  4. 赤血球の大小不同
  5. 有核赤血球の出現

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
網状赤血球の増加

再生性貧血時の代償性変化として認められます。

重要度:☆☆☆
セントラルペーラーの拡大

重要度:☆☆☆
球状赤血球の増加

免疫介在性貧血時に認められます。

重要度:☆☆☆
赤血球の大小不同

再生性貧血時に認められます。

重要度:☆☆☆
有核赤血球の出現

再生性貧血時に認められます。

解説

鉄欠乏により、小球性低色素性貧血が認められます。

血色素には鉄が必要で、
それが欠乏するため血色素が少なくなり、大きな赤血球も作れなくなるというわけですね。

セントラルペーラーとは、正常な赤血球に存在する「凹み」を言います。
血色素が少ない事を考えれば、凹みが大きくなる(セントラルペーラーが拡大する)と容易に想像できそうですね。

血液検査にて「小球性低色素性貧血」を疑ったときに
すぐ「鉄剤」を出す行為はよくあると思います。

しかしながら、プレドニゾロン(ステロイド)の投与があったり、
背景に疾患が隠れていた場合でも赤血球の減少は起きてきます。

慢性疾患による貧血傾向ってやつですね。

この場合は鉄を赤血球に分配できないという異常
なので鉄は足りています。

そこに鉄剤を投与すると過剰の鉄になってしまうので注意してください。

いついかなる時も、背景に疾患が隠れていないかをチェックするのは重要なことですね!