コリ回路に関する記述として適切なのはどれか。

良問

72回 A問題 問24

難易度:並

コリ回路に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 肝臓で乳酸をグルコースに転換する。
  2. 肝臓でアラニンをグルコースに転換する。
  3. 細胞質で NADPH を生成する。
  4. ミトコンドリアで NADH、FADH2、ATP を生成する。
  5. 細胞質でグルコースからピルビン酸と ATP を生成する。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆
肝臓で乳酸をグルコースに転換する。

正解です。

筋肉で生成された、「乳酸」を肝臓でグルコースに変換するのが役割です。

重要度:☆☆
肝臓でアラニンをグルコースに転換する。

グルコース・アラニン回路の説明です。

筋肉の分解により生成された「アラニン」を肝臓でグルコースに変換するのが役割です。

コリ回路と出発物質が異なるだけなので、注意してください!!

重要度:☆☆
細胞質で NADPH を生成する。

ペントースリン酸回路の説明です。

グルコースを、「五炭糖(C5)」と「NADPH」を得るための経路です。

重要度:☆☆
ミトコンドリアで NADH、FADH2、ATP を生成する。

クエン酸回路の説明です。

ミトコンドリアで NADH、FADH2、ATP を生成するのが役割です。このNADH、FADH2は「電子伝達系」で好気的に消費されて大量のATPを作ります。

重要度:☆☆
細胞質でグルコースからピルビン酸と ATP を生成する。

解糖系の説明です。

グルコースから「ATP」を合成するのが役割です。

嫌気的条件では、ピルビン酸ではなく乳酸が出来ます。また肝臓であれば乳酸は代謝可能ですが、骨格筋の場合は、代謝できないので血中から肝臓に届けられて代謝します。(コリ回路)

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