視覚に関する記述として正しいのはどれか

過去問

72回 A問題 問19

難易度:並

視覚に関する記述として正しいのはどれか
  1. 錐体細胞は杆体細胞より光に対する感度が高い。
  2. 暗順応は明順応より時間を要する。
  3. 近くの対象物を見る時は毛様体筋が弛緩する。
  4. 一次視覚野は前頭葉の大脳皮質にある。
  5. 視細胞は暗所において過分極性の受容器電位を生ずる。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆
錐体細胞は杆体細胞より光に対する感度が低い

錐体細胞は「色」の識別。
桿体細胞は「光」の識別をしています。

以上から、
明暗は「桿体細胞」が判断しているわけです。

「かきくけこ、さしすせそ」

  • いたい ょく → さ行
  • んたい う → か行

重要度:☆☆
暗順応は明順応より時間を要する。

正解です。

視物質であるロドプシンを
合成するのに時間がかかるためだと言われています。

トンネルに入ったときに、視界が一瞬ボヤッとするのはこのためです。
安全第一で運転してください!

重要度:☆☆☆
近くの対象物を見る時は毛様体筋が収縮する。

毛様体筋が収縮すると水晶体は膨らみます。

近くのものを見るとき、毛様体筋が収縮し水晶体が膨らみます。
パソコン・スマホを長時間見ると眼が疲れるのは、毛様体筋が疲れているということになりますね。

反対に遠くを見るとき逆に毛様体筋は弛緩するので、
こまめに遠くを見ると良いかもしれませんね!!!

重要度:☆☆
一次視覚野は頭葉の大脳皮質にある。

眼から離れているんです!!

重要度:☆☆
視細胞は明所において過分極性の受容器電位を生ずる。

これは難しい選択肢です。
暗所では脱分極が、明所では過分極が生じています。