72回 A問題 問17
難易度:易
骨格筋に関する記述として正しいのはどれか。
- 収縮刺激を高頻度に与えると強縮する。
- Ca2+ はトロポミオシンに結合する。
- 等張性収縮は仕事を生じない。
- 収縮のエネルギー源は ADP である。
- ムスカリン性アセチルコリン受容体が存在する。
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
収縮刺激を高頻度に与えると強縮する。
正解です。
体内で普段起こる骨格筋の収縮は「強縮」です。
単収縮程度の弱い力では、立つことも出来きません。
重要度:☆☆☆
Ca2+ はトロポニンCに結合する。
トロポニンCのCは、Ca(カルシウム)のCだ!!!
過去には「トロポニン」と表現されているケースがあるため、Cの文字が抜けても対応できるようにしましょう!
重要度:☆☆
等張性収縮は仕事を生じる。
収縮には、
「等張性収縮」
「等尺性収縮」
「等速性収縮」
の3つのタイプがあります。このうち等尺性収縮は、仕事を生じません。
重要度:☆☆☆
収縮のエネルギー源は ATP である。
重要度:☆☆☆
ニコチン性アセチルコリン受容体が存在する。
筋肉にも種類がある!
骨格筋の知識も重要ですが、
「骨格筋」vs 「心筋」 vs 「平滑筋」の鑑別も重要です。
以下では、骨格筋と心筋、平滑筋の違いに着目して解説していきます。