(ΦωΦ)
71回 B問題 問69
難易度:易
Streptococcus 属の細菌によって引き起こされる豚の疾患はどれか。
- 滲出性表皮炎
- 浮腫病
- 髄膜炎
- 心内膜炎
- 腸腺腫症候群
解説
重要度:☆
滲出性表皮炎
原因菌:Staphylococcus hyicus
別名:スス病
表皮の常在菌は基本的にはブドウ球菌です。
そう考えると表皮の炎症がブドウ球菌であるのは至極当たり前だと思いませんか?
滲出性表皮炎に関しては、こちらの記事で演習してください!
重要度:☆
浮腫病
原因菌:志賀毒素産生性大腸菌(STEC)
重要度:☆☆☆
髄膜炎
重要度:☆☆☆
心内膜炎
重要度:☆
腸腺腫症候群
原因菌:Lawsonia intracellularis
解説
実地問題で出題されているので演習してみましょう!
次の文を読み、61-D25、61-D26 に答えよ。
肥育豚、6ヵ月齢。と殺解体時の検査で左房室弁に直径約2cm の⻩白色カリフラワー様の腫瘍が見られた〔図−A,矢印〕。病変部位をマンニット食塩培地と羊血液寒天に塗布したところ、前者ではコロニー形成が認められず、後者ではα溶血を示すコロニー形成を認めた。コロニーの塗抹標本をグラム染色して光学顕微鏡で観察すると〔図−B〕のような菌がみられた。
【61-d-25】本疾患に関する記述として誤っているのはどれか。
【61-d-26】最も疑われる原因菌はどれか
肥育豚、6ヵ月齢。と殺解体時の検査で左房室弁に直径約2cm の⻩白色カリフラワー様の腫瘍が見られた〔図−A,矢印〕。病変部位をマンニット食塩培地と羊血液寒天に塗布したところ、前者ではコロニー形成が認められず、後者ではα溶血を示すコロニー形成を認めた。コロニーの塗抹標本をグラム染色して光学顕微鏡で観察すると〔図−B〕のような菌がみられた。
【61-d-25】本疾患に関する記述として誤っているのはどれか。
【61-d-26】最も疑われる原因菌はどれか
- 原因菌はコアグラーゼ陽性である。
- 髄膜炎や関節炎など多彩な病態が知られている。
- 保菌豚が群の中に持ち込まれることで感染が拡大する。
- 原因菌はヒトにも感染し、重篤な症状を起こすことがある。
- ペニシリン系抗生物質による治療が可能である。
1
- Bacillus anthracis
- Erysipelothrix rhusiopathiae
- Pasteurella multocida
- Staphylococcus suis
- Streptococcus suis
5
見た目が、明らかにレンサ球菌です。