猫のシュウ酸カルシウム尿石に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

71回 B問題 問53

難易度:易

猫のシュウ酸カルシウム尿石に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 門脈体循環シャントの症例で特異的に認められる。
  2. X線検査では検出できない。
  3. アルカリ尿で形成されやすい。
  4. 尿管閉塞の原因となりやすい。
  5. 食事療法で溶解できる。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
門脈体循環シャントの症例で特異的に認められる。

「門脈体循環シャント(PSS)」で特異的に見られる結石は、「尿酸アンモニウム」です。

重要度:☆☆☆
X線検査で検出でき

金属成分はX線を吸収するため透過性が低いです。

シュウ酸カルシウム結石は、カルシウムが材料なのでX線画像で検出できます。

同じく「ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)」もマグネシウムが材料なので、X線で検出できます。

重要度:☆☆☆
アルカリ尿で形成されにくい

アルカリ尿で形成されやすいのは、ストルバイトです。

重要度:☆☆☆
尿管閉塞の原因となりやすい。

正解です。

重要度:☆☆☆
食事療法で溶解できない

シュウ酸カルシウム結石は、食事で溶けません。取り除く必要がある場合は外科的に除去する必要があります。シュウ酸カルシウム結石に対する食事療法はあくまで予防です。

一方でストルバイトは、食事療法に反応するため溶かすことができます。

解説

尿石症は、超重要疾患なので絶対に覚えましょう!

尿石が、尿管や尿道を閉塞した場合は、緊急疾患になります。閉塞を解除できない場合は「尿道ろう」を形成する手術が行われます。尿管を閉塞すると、腎盂・尿管の著しい拡張が見られ、「水腎症」のリスクがあります。

さらにさらに、腎後性の急性腎不全に陥る可能性もあるので、放っておくと痛い目に合う疾患です。

犬の尿石症に関しては、こちらの問題で演習して力をつけてください!

牛の尿石症に関しては、こちらから。