食品添加物として用いられる亜硝酸ナトリウムに関する記述として誤っているのはどれか。

過去問

71回 B問題 問27

難易度:並

食品添加物として用いられる亜硝酸ナトリウムに関する記述として誤っているのはどれか。
  1. 我が国では指定添加物である。
  2. 我が国では生鮮食肉に対して使用できる。
  3. 我が国では発色剤として使用できる。
  4. ボツリヌス菌の発育を抑制する効果がある。
  5. 食品中のミオグロビンをニトロソミオグロビンにする。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
我が国では指定添加物である。

重要度:☆☆
我が国では加工肉に対して使用できる。

生鮮食肉とは、加工されていない食肉のことをいいます。
簡単にいっちゃえば、生肉です。

重要度:☆☆
我が国では発色剤として使用できる。

重要度:☆☆☆
ボツリヌス菌の発育を抑制する効果がある。

この選択肢は、常識として知っておくべきです。

重要度:☆
食品中のミオグロビンをニトロソミオグロビンにする。

解説

添加物には、面倒なことに種類があります。
どの物質がどの種類に分類されるかは覚える必要はないので、種類だけ頭の片隅においてください。

  • 指定添加物
    • 厚生労働省の使用許可がおりた食品添加物。化学合成品も天然物も両方含みます。
  • 既存添加物
    • 長いこと使用された実績がある食品添加物。
  • 天然香料
    • 香り付けの目的で使用される添加物です。
  • 一般飲食物添加物
    • もともと食品として飲食されている添加物。要は、食品を添加物として使うってことですな。

「食品衛生法」に基づき使用できるのは「指定添加物」ですが、
他3つも添加物として使用できます。

昔から使われてるから、まぁいいか。
香り付け程度の少量だし、まぁいいか。
もともと食品だし、まぁいいか。

って感覚ですかね?