【獣医師国家試験】 ”合格”への完全対策・勉強法ガイド

勉強法

あなたの勉強方法は間違っている!

そんなことを言われたら、
どんなに自信のある人でも一瞬心配になるでしょう。そこまで言うつもりはありませんが、事実「国家試験合格に”効率的”な勉強法」はあると考えています。

膨大な範囲、限られた時間、限られた情報で合格しなければならないのが国家試験。ガムシャラな手段で合格するのはハッキリ言って”無茶”ですから、あなたの勉強方法をこの機会に見直し軌道修正していきましょう!

この記事では、
獣医師国家試験に合格するためのポイントを3つの要素

「メンタルを維持するためのポイント」
「効率よく勉強するためのポイント」
「勉強スケジュール」

に分けて解説していきます。

こちらの記事もどうぞ!

メンタルを維持するためのポイント5つ

あなたが勉強を継続していく上で、もっとも足かせになるのは「過剰なストレス」です。

この先の記事では、
ストレスと上手く向き合いながら、ストレスを”過剰”にしない考え方を5つ紹介していきます。

①合格基準は決して高くない。

半分解ければ、合格!

はじめにいいます。
国家試験に合格レベルは高くないです。

合格要件は以下に示すとおりです。

合格要件

「必須問題70% の得点」
かつ
「A・B・C・D問題の合計60% の得点」

国家試験の問題数はA・B・C・D問題全て合わせて280問。168問/280問(60%)で合格になります。

国家試験の問題はすべて5択の選択問題であることを考えると、140問/280問を確実に解答したうえでのこりの140問を勘で解答しても合格できる計算になります。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

140問の20%は28点。

140に28を足せば、合格点の168点になるね!!!

実際の試験会場ではわからない問題であっても、選択肢の1つや2つ削除できる可能性が普通にありますから、勘の確率は20%を超えてきます。

こう考えればいかがでしょう?
自分にもできそうだな!って思いませんか?

半分が確実に解ければ、合格したようなもの!

②すべてを正確に覚える必要はない。

大学の期末試験とは大きく異なります。

漢字のミスで減点されるような自己満足記述問題や、正確な知識が問われる”適当な選択肢をすべて選べ”系鬼畜問題、大きな紙に問題文一行、その他解答用紙の”そんなにかくことねぇよ”問題は出題されません。国家試験の問題は「5択の選択式」です。

それぞれの選択肢を完璧に理解できなくても、

一発で正答が分かる問題
消去法である程度絞れる問題

が全体の30〜40%と多いため、あらゆる知識を隅から隅までを正確に覚える必要はありません。仮に適当に選んでも期待値的に2割も正解してしまいます。

肩の力を抜いて、
一つずつ知識を覚えていこう!

もちろん、正確に覚える必要があるものは、当ブログの解説にて指示しています。

③娯楽の時間も確保しよう。

下記に示すのが、僕の一日スケジュールです。

意外と勉強時間が少ないのが分かると思います。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

僕は卒業試験があったので、10月末から勉強を始めました。
上記のスケジュールでYoutube撮影やアプリ開発、その他データ解析等の趣味を続けながら合格できています。

国家試験は重要ですが、同時に学生生活最後の自由時間でもあります。

毎日国家試験に向けた勉強時間を確保しつつ、
それ以外の時間は自分の好きなこと、したいことに使って充実した生活を送りましょう。

試験勉強は継続が大事。
自分の好きなこと、したいことにも時間を使いましょう!

④友人と分からないことを共有しよう。

試験本番、問題に食らいついて合格を勝ち取るのは”あなた”なので、あなたに実力がつく勉強をしなければなりません。要するに、基本的に試験勉強は”ひとり”でするものです。

しかし、

圧倒的科目数
限られた情報源
限られた勉強時間

というハンディを背負って”ひとり”で対策を行うのは、困難です。

友人でも結構ですし、
グループを作っても構いませんから1日1時間程度一緒に勉強するのは大事だと考えます。

自分では覚えられない知識を、友人はすんなり覚えていたりします。そのコツやロジックをお互いに共有すれば、”みんなで合格”することができます。平和な世界です笑。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

このブログを立ち上げ、アプリを開発したのも同じ理由です。

基本”ひとり”で勉強し、
時間を決めて友人と高め合おう!

⑤睡眠を確保しよう。

「周りは僕よりできるなぁ、、、」
「自分ってなんてバカなんだろう、、、」
「国家試験落ちたらどうしよう、、、」

こういった感情は、
国家試験からのプレッシャーを考えれば”当たり前”です。あなたが人間的に劣っているわけでも、能力値が低いわけでもありません。

簡単な解決法があるとすれば「寝る」ことです。寝ることのメリットは下記の記事におまかせします。

「良い睡眠」はメリット満載!睡眠の質を上げるポイントとは? | 健康サイト
寝ているはずなのに、疲れがとれない、仕事や勉強に集中できない…などと悩むことはないでしょうか。それは「質の良い睡眠」がとれていないためかも。今回は、なぜ睡眠の質が重要なのか、また質を上げるメリットを解Read more ...

健全な魂は、健全な肉体に宿る。
「もうだめ、、、」と感じたら、黙って寝ましょう!

ここまでのまとめ

  1. 合格基準は高くない。
  2. すべてを正確に覚える必要はない。
  3. 娯楽も必要。
  4. 友人と分からないことを共有しよう。
  5. 睡眠を確保しよう。

効率よく勉強するためのポイント4選

これまで勉強を継続するための「メンタルを維持するポイント」を説明していきました。

しかし実際問題、ストレスを改善しても結局は勉強しなければ合格は勝ち得ません。

ここからの項では、
”最低限の勉強で最大限の結果を生み出す戦略”にフォーカスして解説していきます。

①科目の強弱をつける

獣医国家試験に出題される科目は20科目を超えます。

出題される科目は、
それぞれ同じ難易度・問題量ではありません。

科目によっては、ほとんど出題されない科目があり、、、
科目によっては、難易度が高すぎる科目があったりとさまざまです。

あなたが勉強する上で”優先順位”が決まります。

優先度:☆☆☆☆☆☆☆・・・MAX

感染症学(+人獣共通感染症学)」
いわば”原因ありきの病気”を中心に勉強しましょう!

この科目は、暗記から逃げてはいけません。

「感染症学」を勉強することにより、
「微生物学(細菌・ウイルス・その他)」「病理学」の重要なポイントは抑えられる上に、

症状まで踏み込めば「生理学」が、
治療まで踏み込めば「薬理学」まで網羅的に学習できます。

科目と科目に架け橋ができるので、
それぞれの科目を個別に勉強する際にもスムーズになります。

「うっかりミス」は絶対に許されません。

優先度:☆☆☆☆☆・・・Hi

「薬理学」「内科学・外科学」です。

「薬理学」は、
しっかり暗記していないと解答できない問題が多いため優先順位が高いです。ひねった問題も出しにくいのでコスパは高いのです。

一方で「内科学・外科学」は、
問題数が多いものの、正解の選択肢が分かりやすいため、勉強が得点に繋がりやすいです。

優先度:☆☆☆・・・Medium

「解剖学」「寄生虫学」「生理学」です。

以上の科目は、
問題数は多く国家試験を合格する上で重要な科目です。

しかしながら”暗記量が圧倒的に多い”という注意点があります。

なんでもかんでも頭に詰め込もうとするのは、あまりに無謀で危険な考え方ですからポイントに絞って勉強する必要があります。

解剖学のポイント

出題傾向的には「骨学・筋肉学」よりも「組織学・内臓」を勉強するべきです。

解剖学の出題のメインは種差になります。各臓器で他の動物ごとにどんな特徴を持っているのかを最低限勉強しましょう!

生理学のポイント

「生理学」は臨床科目の土台になるので、
「内科学・外科学」とその治療「薬理学」に関わる部分とセットで勉強すると良いですね。

詳しい生理現象は、合格した後にたっぷり勉強しましょう!

Nekoyasiki
Nekoyasiki

生理現象を深く理解する学生さんは僕は大好きです。

寄生虫学のポイント

「吸虫」「条虫」はしっかり勉強すべきです。覚えることも少ないですし、点に結びつきやすいです。

一方で「線虫」は種類が多いし複雑なので、ポイントに絞って勉強しましょう!肝心なポイントは、当ブログの別記事で解説します。

優先度:☆・・・Min

「生化学」「実験動物学」です。

これらの科目は毎年出題されますが、たった数問なので勉強に対する効果が悪すぎます。

しかし、勉強しないのは間違いです。

過去問を覗くと、少しの知識で得点を獲得できる問題も出題されています。過去問を中心に広く・めっちゃ浅く勉強しましょう。

②過去問を中心に勉強する。(特にA・B問題)

国家試験の過去問は、以下に無料で上がっています。
各自アイパッドにダウンロードするなり、印刷するなり自由に使って下さい。

獣医師国家試験:農林水産省

どうして過去問なのか?

過去問はもっとも優秀な教材です。その理由は、、、

【1】合格までにどんな知識が必要なのか分かる。

今の自分の立ち位置を確認し、
合格に必要な実力の差を埋めていくことが国家試験における勉強法です。

当然のことですが、
あなたが目標としているのは”国家試験”の合格であって、ひたすら参考書を読破することでも、まとめを作りまくることでもありません。

そのため自分の立ち位置は「過去問」で知る必要があります。

自分が知っていること、
知っていると思っていたけど知らなかったこと、
知らなかったけど解答できること、等々

「自分が何を知っていて、何を知らないのか」という自分の立ち位置さえ分かってしまえば、あとは不足の知識を補うことで合格要件に近づけます。知識がついてから、、、ではいつまで立ってもスタートラインに立てません。。。

【2】問題量が多い

”大学受験”においては問題数が少ないため過去問だけでなく様々な問題集や参考書を活用して補填する必要がありますが、、、

国家試験に関しては、必須・A問題・B問題合わせて210問あります。10年分解けば、2100問ですよ!

2100問の各問題を確実に、丁寧に勉強した世界線を想像してください。少なくとも合格できる実力があると僕は考えています。

「過去問の周辺知識まで勉強しよう!」
とは言うものの2100問もあったらだいたいカバーされています。

【3】同じ問題が出題される場合がある。

ありがたいことに、
過去問を模倣した問題が毎年出題されています。

「この選択肢しってるぞ!」
「どこかで見たことのある問題だ!」

となれば一気にスイッチが入り、国家試験というプレッシャーを跳ね返すことができます。こうなればもう勝ち確です。

【4】過去問が知識を与えてくれる

「〜誤っているものを選べ。」という問題に出逢えば、あなたはラッキーです。

出題者側(プロ)が正しいと考えている選択肢を4つも提供してくれています。似たような問題が今年度出たときはチャンスです。

「〜正しいものを選べ。」という問題であっても、正解以外の選択肢のどこを修正すれば正しい選択肢になるかを勉強することで、引っ掛けポイントを知ることができます。

どうしてA・B問題なのか?

A・B問題は、合計160問、
C・D問題は、合計120問と比率が異なります。

合格要件はあくまで「A・B・C・D問題の合計が60%以上」なので、仮にA・B問題で70%得点できるとC・D問題はたった47%の得点率で合格できます。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

C・D問題で5割切っても大丈夫なのは、安心感がむっちゃ強い!

このA・B問題で多めに得点しておくと、2日目のC・D問題で気持ちが楽になるのでメンタル的にもとっても良いです。そもそもA・B問題で合格点もとれない学生がC・D問題で逆転するのはかなり厳しいですけども。。。

A・B問題はボーナスステージ!
徹底的に勉強して楽に合格しよう!

過去問演習はこちらを使いましょう!

過去問を使い倒すのに、便利なWEBアプリをつくりました。

過去のスマホアプリの上位互換です。
しかも無料で使用できます。画面タップで入場できます。

③まとめを使用する。

過去問を解くことで、
合格するまでに足りてない知識を認識できました。

次は「まとめ」を使用するステップです。

【初心者】知識を確認する。

まとめで足りてない知識を確認しましょう!

そこをしっかり覚えれば、学習した問題と類似した問題への対応は可能になります。

もし余力があれば、その知識の”周辺知識”を含めて勉強して「どんな角度から問われても解答できる力」を身に着けましょう!

【上級者】知識を整理する

ある程度勉強が進んでくると、
知識同士が干渉しあって頭の中がゴチャゴチャになるときがやってきます。

この現象は、
勉強が進んでいる証拠であると同時に、

一旦知識を整理するタイミングです。

覚えたことを紙に書き出して、どんな知識があなたを邪魔しているのか確認すると良いです。

この問題点を克服したあなたは、応用力を身に着けたスーパーマンです。その分野はもう怖くありません。

④過去問で”演習”する。

ある程度知識がついたら、演習が必要です。
演習をしなければここまで積み上げてきたことが台無しになります。

類題を見つけて、
知識を定着させましょう!

当ブログで、
科目ごとにタグを設けています。

キーワード検索もできるので、活用してください。

⑤徹底的に繰り返す。

あなたに予め知っておいてほしい事実は、「簡単な問題でも忘れてしまうこと」です。これはマジです。実体験なんです。

なかなか解けない問題、
何度も間違えてしまう問題

だけではなく、いつも解けている問題も定期的にメンテナンスしましょう!

国家試験は”簡単な問題を確実に得点する”ことが合格に不可欠です。

慢心せずに、足元をみて繰り返しましょう!

ここまでのまとめ

  1. 科目の強弱をつける
  2. 過去問を中心に勉強する。(特にA・B問題)
  3. まとめを使用する。
  4. 過去問で”演習”する。
  5. 徹底的に繰り返す。

一年スケジュールを立てよう!

〜11月まで

できるだけ、早いうちから過去問の解説を作り始めましょう。

どれだけ解説を充実させるかが、今後、演習の際チャメチャ効率的に進められます。

解説を作るのは時間がかかる。

国家試験の解説を作ろう!としても、かなり時間がかかります。

教科書を引っ張り出してきて、
該当箇所を検索かけて、
該当ページから見つけ出す。

この作業を選択肢分(5回)も繰り返す必要があります。

過去問と同じ問題、完璧に覚えた知識がない限り
1問あたり30〜60分かかります。

仮にあなただけの力で12月から過去問の解説を作ろうとすると、詰みます。大マジです。

〜11月まで

勉強が楽しくなるのは、知識と知識がリンクした時。
それには時間がかかるので、早めに勉強をはじめて勝ち逃げしましょう!

今日が一番早い日です。さっそく過去問から勉強しましょう!

11月〜1月まで

勉強を本格的にスタートする時期でしょうか。

上記でも説明したように、まずは演習から初めて、自分が何を知っていて、何を知らないのかを冷静に知りましょう!

過去問は最低5年分!3周する!

レベル1「過去問の演習」です。
次のレベルに時間がかかるため、レベル1でのポイントは2つ。

”さっさと終わらせる”こと
”演習後も毎日演習時間を設ける”ことです。

毎日、1年分の過去問(必須・A問題・B問題)を解くなら、5年分は”5日”で終わります。それを3セット行えば、15日で終了します。スピード感を持ってさっさと解きましょう。

周回後は、
レベル2「選択肢の吟味により知識を広げる」です。

過去問の解説を作っておくと、ここでかなり楽ができます。
ぶっちゃけ最も時間がかかる部分なので、できるだけ早めの対処をしておきたいですね。

僕のブログでは、
過去問の解説を中心に掲載しています。

問題の中にも難易度があるため、
絶対に覚えておく問題や、知識のつながりに着目して記事作成に努めています。

Neko
Neko

今、世の中に出ている解説の上をいけるように
僕自信も勉強漬けの毎日です。皆様に良い情報を届けられるようにがんばります!

11月 〜1月

最低5年分!3周!を目標に
とことん、過去問を演習しましょう!

1月中

レベル2まで知識を広げていくと、
大量の知識で頭の中がぐちゃぐちゃになっていきます。

そのぐちゃぐちゃな状態のせいで、

うっかり間違える問題
正解したり間違ったりと不安定な問題が出現してきます。

この浮ついた知識を整理する段階を”レベル3”と読んでいます。

レベル3の勉強は

①自分の苦手を把握し、
②原因をブラッシュアップし
③必要な知識を収集する

という工程が必要なため時間がかかりますが、一度身についてしまえば、国試の類題にも対応できる状態(無双状態)になります。

すべての分野を網羅する必要はありませんが、上記の優先度の高い科目は少なくともレベル3まで到達するべきです。

ダメだと思ったら友人と勉強しよう!

自分と向き合う勉強は、
良い意味でも悪い意味でも自分を”追い込み”ます。

その追い込みに耐えられなくなったら、友人の力を借りましょう!

1月中

知識と知識をリンクさせ、頭の中を整理しよう!
友人との知識の共有も重要です。メンタル維持のためにも力を借りましょう。

直前期

この直前期は、
新しく知識を入れようと勉強するのはオススメしません。

国家試験の合格のためには、
簡単な問題を確実に得点することにあります。

地に足つけて今までの過去問を総復習しましょう!できるだけ早く過去問を回して、触れてない知識がないように”広く浅く”演習を勧めていく必要があります。

漏れ出ている知識があったら、すぐに確認して覚えましょう。

直前期

最後にあなたを脅かすのは”簡単な”問題!今までの復習をメインに行いましょう!

Q & A

直近の過去問は残しておいたほうが良いのかな?

結論:直近から解き始めましょう!
国家試験における最新の傾向を反映しているのが、去年の問題です。言わずもがな傾向は変化していくものですから、最新の過去問から勉強を始めるべきだと考えています。

「実力を試したい!」というのも理解できますが、
過去問で十分実力を試してきたはずですから直前になって試す必要もないかなぁと思います。

模試は受けるべきですか?

結論:受けてもいいですが、必要ないです。

理由は2つ。
結局過去問を演習したほうがよいから。
本番、時間が足りなくなることはないから。

金の無駄。

必須問題はどうやって対応するべき?

結論:”全科目”広く浅く勉強することで対応できます。

合格要件が「必須問題の正答率70%」なので、他の問題よりも厳しい設定ですが、必須問題の最初5〜6問は勉強しなくても一般的な倫理観で解けるため、実質勝負はそれ以外の45問です。およそ67%(30問/45問)得点すればクリア出来ます。

つまり、うっかりミスを含めて15問も失点できる計算になります!

とはいえ「必須問題」は1点の重みが非常に高い試験、かつ「生化学」「実験動物学」「魚病学」等々みなさんが苦手とする科目からもしっかりと出題されるため、普段から”全科目”を一通り勉強する必要があります。

生化学でも実験動物でも、1点取れればデカいです。

上記の記事でも書いた通り、まとめから読み始めるのではなく”過去問(A・B問題)”からですよ。

C・D問題はどうすんの?

結論:画像も知識の1つですから、普段の勉強から画像に触れましょう。

画像情報は具体的なイメージにより理解が深まり、暗記までの時間を短縮できますし、なかなか忘れにくいメリットがあります。普段から画像と紐づけて覚えるのは、めちゃくちゃオススメできます。

C・D問題の対策だ!と意気込むというよりかは、
普段の勉強に画像を取り入れて勉強した結果、画像問題も解けるようになっていた!が理想的です。

付け焼き刃での対策は、かなり効率が悪いので注意してください。

卒業試験があるんだけど、、、

結論:卒業試験を優先し合格後、”国試脳”に切り替えましょう。

卒業試験反対派の僕ですが、卒業試験がある人は卒業試験とうまく付き合う必要があります。せっかく勉強するのですから、国家試験には活かすべきですね。

卒業試験のデメリット

国家試験の過去問演習+卒業試験の過去問演習により
勉強量が”ほぼ倍”になります。

問題の質が違う

先生によって、

  1. 国家試験の過去問をそのまま使うケース
  2. 卒業試験の過去問をそのまま流用するケース
  3. 完全にオリジナルの問題を作成するケース

と違いがあると思いますが、圧倒的に3が多いと思います。

このオリジナル問題が一般的に難しいので、
実際の国家試験で要求されていない知識までカバーする必要があります。

科目の比重が違う

僕の大学では、
各科目10問ごと出題されました。

得点源、得意な科目でも10問、
できるなら勉強したくない「生化学」や「実験動物」も10問”も”あります。

ウェイトが同じため、捨て科目でもある程度は勉強する必要があります。

メリット

救いは卒業試験で培った知識が”全科目”で国家試験に活用できることです。

下記の図のレベル1〜3まである程度終わっていると思いますので、
卒業試験脳 → “国家試験 脳”にアップデートするためにレベル1である”過去問の演習”をしまくりましょう!

問題演習に効率的なものはありますか?

結論:あります。
以下の画像をタップしてください。

最後に

この通りに勉強したら、合格です。

このサイト自体は獣医師国家試験を受験するすべての人に、少しでも貢献できるものにしようと心がけています。各科目の詳しい勉強方法や覚え方、科目と科目の架け橋になる知識、小動物臨床における実体験など、国家試験に役立つ情報を引き続き当ブログにアップしていきます!

今年度獣医師国家試験を受験する皆様の合格を、心より願っております。

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