【解剖学・組織学~消化器~】これだけ知ってれば国試無双できるんじゃね?!

【科目別】総まとめ

解剖学は複雑で困難がつきまといますが、動物の基本的な構造と機能を理解する鍵となります。

今回の記事では、特に獣医師国家試験に役立つ解剖学の重要なポイントに焦点を当てて実際の試験で問われる可能性の高い知識や、覚えておくべき重要な機能について、分かりやすく詳細に解説します。

この記事を読むことで、解剖学の理解が深まり、試験に向けての自信がつくはずです。

今回は、消化器に関して解剖学を見ていきましょう!

唾液腺 – Salivary Glands

唾液腺は、大唾液腺と小唾液腺の2つに分類されます。

唾液そのものは、腺房で産生され非分泌性の介在導管から、分泌性の線条導管(基底線条をもつ)、最終的に排出導管を介して口腔内に分泌されます。

介在導管は立方上皮、線条導管は円柱上皮となっています。

腺房には、漿液細胞と粘液細胞の2つによって構成されていており、時折粘液細胞を取り囲むように漿液細胞が存在していることがあるようですね。これを「漿液半月」と呼びます。また腺房そのものを取り囲むように存在する星状筋上皮細胞(籠細胞)ってもの有名ですね。

口腔腺肉食類
耳下腺
下顎腺
単孔舌下腺
多孔舌下腺
頬骨腺

食道 – Esophagus

気管の背側に位置し途中で迷走神経とともに「食道裂孔」を通過して胃の噴門に連絡します。解剖学的には、食道と”迷走神経(第Ⅹ脳神経)”が伴走して横隔膜へと入ります。

余談ですが、横隔膜を貫通する構造物とその穴の組み合わせと名称を頭に入れましょう!以下にまとめておきますね。

通るもの穴の名称
大動脈
奇静脈
胸管
大動脈裂孔
食道
迷走神経
食道裂孔
後大静脈大静脈

どうして大静脈孔は「裂孔」ではないの?

結論:後大静脈は横隔膜とガッチリ固定されていて動かないことが由来です。

大動脈や食道は胸腔側から引っ張ると腹腔内で動きますが、大静脈は横隔膜にビッチリ付着しているため動きません。そのような解剖学的な特徴からネーミングが変わっているようです。ほんとオモシロイ。

胃 – Stomach

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