72回 B問題 問31
難易度:易
Bウイルス感染症あるいはその病原体に関する記述として適切なのはどれか。
- フラビウイルス科に属する。
- 日本での発生はない。
- ベクターは蚊である。
- ヒトに重篤な出血熱を引き起こす。
- 自然宿主はサルである。
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
ヘルペスウイルス科に属する。
重要度:☆☆☆
日本で発生した。
2019年に発生が確認されましたよね。その患者さんは、実験サル取扱施設の従事者だったようですね。
重要度:☆☆☆ベクターは蚊である。
猿との接触(咬傷)や体液からの感染で、ベクターは必要ありません。
重要度:☆☆
ヒトに重篤な出血熱を引き起こさない。
症状として、口唇ヘルペスをイメージすると良いでしょう。出血熱は起こりません。
ちなみに、出血熱の重要な感染症は以下のとおりです。
- マールブルク
- エボラ出血熱
- 南米出血熱
- ラッサ熱
- クリミア・コンゴ出血熱
上記に「ペスト」と「痘そう」を加えれば、完全に感染症法の一類感染症やんけ!!
重要度:☆☆☆
自然宿主はサルである。
世界的にまれな感染症で、全世界で50例ほどしか報告がないみたい。しかも、いずれの感染者も実験サル取扱施設の従事者だったそう。
解説
病名とウイルスの組み合わせ、自然宿主を覚えれば良いです。