【獣医師国家試験】76回 A問題

まとめ

問1

哺乳類家畜の消化器に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 固有食道腺は主に漿液細胞から構成される。
  2. 馬の胃のヒダ状縁は幽門部にある。
  3. 牛は盲腸膨起がある。
  4. 犬は総肝管をもたない。
  5. 副膵管は胎子の背側膵芽の導管に由来する。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:5(dとe)

注意度:☆☆
固有食道腺は主に粘液細胞から構成される。

注意度:☆
馬の胃のヒダ状縁は噴門部にある。

注意度:☆☆
は盲腸膨起がある。

重要度:☆☆☆☆
犬は総肝管をもたない。

重要度:☆☆
副膵管は胎子の背側膵芽の導管に由来する。

問2

哺乳類家畜の泌尿器に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 犬の左腎臓は右腎臓より頭側に位置する。
  2. 豚の腎髄質には複数の腎錐体が存在する。
  3. 腎皮質の間質細胞はエリスロポエチンを合成する。
  4. 遠位直尿細管はネフロンループ下行部を形成する。
  5. 成体の腎臓は胎子の中腎に由来する。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:3(bとc)

注意度:
犬の腎臓は腎臓より頭側に位置する。

重要度:
豚の腎髄質には複数の腎錐体が存在する。

重要度:
腎皮質の間質細胞はエリスロポエチンを合成する。

注意度:
近位直尿細管はネフロンループ下行部を形成する。

注意度:
成体の腎臓は胎子の後腎に由来する。

問3

哺乳類家畜の感覚器に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 網膜の色素細胞は血液-網膜関門を形成する。
  2. 輝板は強膜に位置する。
  3. 胎子の眼胞は茎により中脳とつながる。
  4. 蝸牛の鼓室階は内リンパで満たされる。
  5. 半規管の有毛細胞は膨大部稜に存在する。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:2(aとe)

重要度:☆☆
網膜の色素細胞は血液-網膜関門を形成する。

注意度:☆☆☆
輝板は 脈絡膜 に位置する。

注意度:☆
胎子の眼胞は茎により 前脳 とつながる。

注意度:☆☆☆
蝸牛の鼓室階は リンパで満たされる。

重要度:☆☆☆
半規管の有毛細胞は膨大部稜に存在する。

問4

哺乳類家畜の末梢神経系に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 無髄神経線維では一つの鞘細胞(シュワン細胞)が複数の軸索を包む。
  2. 肋間神経は肋骨後縁に沿って走る。
  3. 橈骨神経は深指屈筋を支配する。
  4. 迷走神経は頸動脈小体に分布する。
  5. 翼口蓋神経節は交感神経節である。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:1(aとb)

重要度:☆☆☆
無髄神経線維では一つの鞘細胞(シュワン細胞)が複数の軸索を包む。

重要度:☆☆☆☆☆
肋間神経は肋骨後縁に沿って走る。

神経だけではなく動脈や静脈も並走しています。開胸術において重要な解剖です。

注意度:☆☆☆
橈骨神経は深指 伸筋 を支配する。

「橈骨神経」は”伸筋”郡を、
「尺骨神経」「正中神経」は”屈筋”郡を支配しています。

注意度:☆☆☆
舌咽神経Ⅸ 脳神経)は頸動脈小体に分布する。

注意度:☆☆☆
翼口蓋神経節は 交感神経節である。

問5

鶏の解剖学的特徴に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 鎖骨は胸骨と関節する。
  2. 嗉囊は胸郭の入口近くに位置する。
  3. 胸腺は頸静脈に沿って分布する。
  4. 腹気囊は不対性である。
  5. メッケル憩室は十二指腸に存在する。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:3(bとc)

注意度:☆☆☆
鎖骨は胸骨と関節していない

人間の 鎖骨 は 胸骨 と関節していますが、鳥類においては、その代わりに「鳥口骨」が 胸骨 と関節しています。

重要度:☆☆☆
嗉囊(そのう)は胸郭の入口近くに位置する。

重要度:☆☆☆
胸腺は頸静脈に沿って分布する。

注意度:☆☆☆
気囊は不対性である。

以下のように、「頸 気嚢」「鎖骨下 気嚢」は、不対性の気嚢です。

気嚢 9つ

  • 頸 気嚢
  • 鎖骨下 気嚢
  • 前胸 気嚢 ×2
  • 後胸 気嚢 ×2
  • 腹 気嚢 ×2

注意度:☆☆☆
メッケル憩室は 小腸 に存在する。

メッケル憩室 は 卵黄嚢の遺残物です。

問6

哺乳類家畜の胸部器官に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 犬の心臓前縁は第五肋骨近くに位置する。
  2. 壁側胸膜の前端は第一肋骨の後方に位置する。
  3. 牛の左奇静脈は前大静脈に開口する。
  4. 内胸動脈は鎖骨下動脈から分枝する。
  5. 大動脈は横隔膜の左脚と右脚の間を通る。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:5(dとe)

注意度:☆☆☆
犬の心臓前縁は第 肋骨近くに位置する。

注意度:☆☆☆
壁側胸膜の前端は第一肋骨の より前方 に位置する。

注意度:☆☆☆
牛の 奇静脈は前大静脈に開口する。

重要度:☆☆
内胸動脈は鎖骨下動脈から分枝する。

重要度:☆
大動脈は横隔膜の左脚と右脚の間を通る。

問7

犬の後肢に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 大腿直筋は腸骨体に起始する。
  2. 総腓骨神経は下腿骨間隙を通る。
  3. 膝関節の半月は弾性軟骨から形成される。
  4. 内側伏在静脈は膝窩静脈に開口する。
  5. 伏在神経は大腿内側の皮膚感覚を支配する。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:2(aとe)

重要度:☆☆☆☆☆
大腿直筋は 腸骨体 に起始する。

他の大腿四頭筋(外側広筋・内側広筋・中間広筋)は大腿骨から起始しますが、大腿直筋 だけはその例外です。

注意度:☆☆☆
脛骨 神経は下腿骨間隙を通る。

注意度:☆☆☆☆☆
膝関節の半月は 線維 軟骨から形成される。

注意度:☆☆☆
内側伏在静脈は 大腿 静脈に開口する。

重要度:☆☆☆
伏在神経は 大腿内側 の皮膚感覚を支配する。

伏在神経 は 運動神経ではありません。

問8

哺乳類家畜の内分泌器官に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 副腎髄質は内胚葉由来の組織である。
  2. 犬には内上皮小体がない。
  3. 腺性下垂体の酸好性細胞には成長ホルモン産生細胞が含まれる。
  4. 神経性下垂体でみられる後葉細胞は神経細胞である。
  5. 副腎皮質網状帯の皮質細胞は鉱質コルチコイドを産生する。

正答:3

注意度:☆☆☆☆☆
副腎髄質は 胚葉由来の組織である。

ちなみに副腎”皮質”は 中 胚葉由来の組織です。

注意度:☆☆☆
犬には内上皮小体がある

重要度:☆☆
腺性下垂体の酸好性細胞には成長ホルモン産生細胞が含まれる。

注意度:☆☆☆☆☆
神経性下垂体でみられる後葉細胞は神経細胞ではない

視床下部に存在する神経細胞からの軸索が下垂体後葉に達し、その血管網にホルモンを分泌します。

注意度:☆☆☆☆☆
副腎皮質 状帯の皮質細胞は鉱質コルチコイドを産生する。

副腎皮質

  • 球状帯 ー アルドステロン(鉱質コルチコイド)
  • 束状帯 ー コルチゾール(糖質コルチコイド)
  • 網状帯 ー 性ステロイド

問9

哺乳類家畜の呼吸器系に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 牛の左肺前葉には気管の気管支が入る。
  2. 終末細気管支の粘膜上皮は偽重層上皮である。
  3. 豚の外鼻は鼻平面を作る。
  4. 大肺胞上皮細胞の細胞質内には層板小体がみられる。
  5. 肺の副葉は縦隔陥凹に収容される。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:5(dとe)

注意度:☆☆☆☆☆
牛の 肺前葉には気管の気管支が入る。

注意度:☆☆☆
終末細気管支の粘膜上皮は 単層上皮である。

注意度:☆☆☆
犬・猫の外鼻は鼻平面を作る。

重要度:☆
大肺胞上皮細胞の細胞質内には層板小体がみられる。

重要度:☆☆☆☆☆
肺の副葉は 縦隔陥凹 に収容される。

問10

哺乳類家畜の生殖器系に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 豚の精囊腺はその形状から精囊とよばれる。
  2. 陰茎海綿体にみられる海綿体洞は静脈洞である。
  3. 犬の腟前庭には大前庭腺が発達する。
  4. 透明帯は一次卵胞で出現する。
  5. 精管の粘膜には発達した線毛上皮が認められる。

正答:2

注意度:☆☆☆
豚の精囊腺はその形状から精囊とよばれる。

人の精嚢と、動物の「精嚢腺」は異なります。

重要度:☆☆☆
陰茎海綿体にみられる海綿体洞は静脈洞である。

注意度:☆☆☆
犬の腟前庭には 前庭腺が発達する。

注意度:☆☆☆
透明帯は 二次卵胞 で出現する。

注意度:☆
精管の粘膜には発達した 微絨毛 が認められる。

問11

哺乳類家畜において前肢を前方へ引く筋はどれか。

  1. 深胸筋
  2. 僧帽筋
  3. 菱形筋
  4. 広背筋
  5. 胸骨頭筋

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:3(bとc)

注意度:☆
深胸筋

前肢を後方へ引く筋肉です。

重要度:☆☆☆
僧帽筋

重要度:☆☆☆
菱形筋

注意度:☆
広背筋

肩甲骨を後方へと引く筋肉です。

注意度:☆
胸骨頭筋

頭部を屈曲するための筋肉です。

問12

一酸化窒素(NO)に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 細胞膜上の受容体を介して細胞内に情報を伝達する。
  2. NO合成酵素によりメチオニンから合成される。
  3. 細胞内のアデニル酸シクラーゼを活性化する。
  4. 血管内皮細胞から放出されたNOは血管平滑筋を弛緩させる。
  5. 神経で合成されたNOは神経終末の小胞に貯蔵される。

正答:4

注意度:☆☆☆
細胞膜上の受容体を介さず細胞内に情報を伝達する。

一酸化窒素(NO)は受動拡散で細胞内に広がります。

注意度:☆☆☆
NO合成酵素により アルギニン から合成される。

注意度:☆☆☆
細胞内の グアニル 酸シクラーゼを活性化する。

重要度:☆☆☆
血管内皮細胞から放出された NO は血管平滑筋を弛緩させる。

注意度:☆
神経で合成されたNOは神経終末の小胞に貯蔵 されない

貯蔵されるのは、神経伝達物質です。

問13

視床下部に存在するのはどれか。

  1. 嘔吐中枢
  2. 心臓抑制中枢
  3. 血管運動中枢
  4. 体温調節中枢
  5. 嚥下中枢

正答:4

視床下部に存在する中枢

  • 摂食 中枢
  • 飲水 中枢
  • 体温調節 中枢
  • 自律神経 中枢

他の選択肢の中枢は延髄に存在します。

注意度:☆
嘔吐中枢

注意度:☆
心臓抑制中枢

注意度:☆
血管運動中枢

重要度:☆☆☆
体温調節中枢

注意度:☆
嚥下中枢

問14

ビタミンD₃の水酸化に関与するのはどれか。

  1. 肝臓
  2. 小腸
  3. 甲状腺
  4. 皮膚
  5. 腎臓

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:2(aとe)

重要度:☆☆☆
肝臓

注意度:☆
小腸

注意度:☆
甲状腺

注意度:☆
皮膚

重要度:☆☆☆
腎臓

問15

内分泌器官でないのはどれか。

  1. 腎臓
  2. 心臓
  3. 膵臓
  4. 脾臓

正答:5

注意度:☆

注意度:☆
腎臓

注意度:☆☆☆
心臓

注意度:☆
膵臓

重要度:☆☆
脾臓

問16

自律神経の二重支配を受けているのはどれか。

  1. 汗腺
  2. 副腎髄質
  3. 立毛筋
  4. 瞳孔括約筋
  5. 唾液腺

正答:5

自律神経の二重支配を受けない組織

  • 脾臓     ー 交感神経
  • 汗腺     ー 交感神経
  • 立毛筋    ー 交感神経
  • 副腎髄質   ー 交感神経
  • 瞳孔散大筋  ー 交感神経
  • 大部分の血管 ー 交感神経
  • 瞳孔括約筋  ー 副交感神経

注意度:☆
汗腺

交感神経 支配です。

注意度:☆
副腎髄質

交感神経 支配です。

注意度:☆
立毛筋

交感神経 支配です。

注意度:☆
瞳孔括約筋

”副”交感神経 支配です。

重要度:☆☆☆
唾液腺

問17

イオンチャネル共役型の味覚受容体が感知する基本味はどれか。

  1. 甘味
  2. 酸味
  3. 塩味
  4. 苦味
  5. うま味

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:3(bとc)

「甘味」「苦味」「うま味」はGタンパク共役型受容体が感知します。

注意度:☆
甘味

注意度:☆☆
酸味

プロトン(H+)が関与します。

重要度:☆☆
塩味

ナトリウム(Na+)が関与します。

注意度:☆
苦味

注意度:☆
うま味

問18

皮膚感覚の受容器でないのはどれか。

  1. マイスネル小体
  2. パチニ小体
  3. メルケル細胞
  4. メサンギウム細胞
  5. ルフィニ小体

正答:4

重要度:☆☆☆
マイスネル小体

重要度:☆☆☆
パチニ小体

重要度:☆☆☆
メルケル細胞

注意度:☆
メサンギウム細胞

重要度:☆☆☆
ルフィニ小体

問19

交尾排卵動物はどれか。

  1. サル
  2. フェレット
  3. ラット

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

交尾排卵動物 まとめ

  • ウサギ
  • ミンク
  • フェレット

注意度:☆
サル

注意度:☆

重要度:☆☆☆

注意度:☆☆
フェレット

注意度:☆
ラット

問20

呼吸に関する記述として誤っているのはどれか。

  1. 呼吸に重要な胸郭は肋間筋や横隔膜などで囲まれている。
  2. 横隔膜が収縮すると、肺が収縮して呼気が発生する。
  3. 呼吸調節中枢は脳幹の橋に存在する。
  4. 血中の酸素分圧や二酸化炭素分圧の変化は化学受容器で感知される。
  5. へーリング-ブロイエル反射では、肺の拡張後に吸息が抑制される。

正答:2

重要度:☆☆☆
呼吸に重要な胸郭は肋間筋や横隔膜などで囲まれている。

注意度:☆☆
横隔膜が収縮すると、胸腔内が陰圧になり二次的に肺が拡張して吸気が発生する。

重要度:☆☆☆
呼吸調節中枢は脳幹の橋に存在する。

重要度:☆☆☆
血中の酸素分圧や二酸化炭素分圧の変化は化学受容器で感知される。

重要度:☆☆☆
へーリング-ブロイエル反射では、肺の拡張後に吸息が抑制される。

問21

神経筋接合部において終板電位を発生させるのはどれか。

  1. 電位依存性 Na⁺チャネル
  2. 電位依存性 Ca²⁺チャネル
  3. リアノジン感受性 Ca²⁺チャネル
  4. ニコチン受容体
  5. グルタミン酸受容体

正答:4

注意度:☆
電位依存性 Na+チャネル

注意度:☆
電位依存性 Ca2+チャネル

注意度:☆☆☆
リアノジン感受性 Ca2+チャネル

筋小胞体に存在、細胞内に Ca²⁺ を放出します。

重要度:☆☆☆
ニコチン受容体

注意度:☆
グルタミン酸受容体

問22

肝臓で合成されたトリアシルグリセロールを末梢組織に輸送するのはどれか。

  1. キロミクロン
  2. アダプタータンパク質
  3. 超低密度リポタンパク質(VLDL)
  4. 低密度リポタンパク質(LDL)
  5. 高密度リポタンパク質(HDL)

正答:3

注意度:☆☆☆
キロミクロン

腸管で吸収された食事由来の脂肪を輸送します。

注意度:☆
アダプタータンパク質

細胞内の情報伝達などに関与するが、脂質の体内輸送とは無関係

重要度:☆☆☆
超低密度リポタンパク質(VLDL)

注意度:☆☆☆
低密度リポタンパク質(LDL)

主にコレステロールの輸送を担う。

注意度:☆
高密度リポタンパク質(HDL)

末梢組織から余分なコレステロールを肝臓に回収する役割があります。

問23

糖新生の基質にならないのはどれか。

  1. 酢酸
  2. 乳酸
  3. ピルビン酸
  4. グリセロール
  5. プロピオン酸

正答:1

注意度:☆
酢酸

重要度:☆☆☆
乳酸

重要度:☆☆☆
ピルビン酸

重要度:☆☆☆
グリセロール

重要度:☆☆
プロピオン酸

問24

酵素活性の負のアロステリック効果に関する記述として適切なのはどれか。

  1. 基質に直接結合して酵素への結合を妨げる。
  2. 遺伝子合成の阻害により酵素の生成を妨げる。
  3. プロテアーゼを活性化して酵素の分解を促進する。
  4. 基質の結合部位とは別の部位に結合して酵素活性を抑制する。
  5. 補酵素の働きにより酵素活性が低下する。

正答:4

注意度:☆
基質に直接結合して酵素への結合を妨げる。

注意度:☆
遺伝子合成の阻害により酵素の生成を妨げる。

注意度:☆
プロテアーゼを活性化して酵素の分解を促進する。

重要度:☆☆☆☆☆
基質の結合部位とは別の部位に結合して酵素活性を抑制する。

注意度:☆
補酵素の働きにより酵素活性が低下する。

問25

シロドシンが前立腺肥大に伴う排尿障害を改善する作用機序はどれか。

  1. ホスホジエステラーゼの阻害
  2. α1 アドレナリン受容体の阻害
  3. M アセチルコリン受容体の阻害
  4. コリンエステラーゼの阻害
  5. β3 アドレナリン受容体の阻害

正答:2

注意度:☆
ホスホジエステラーゼの阻害

重要度:☆☆
α1 アドレナリン受容体の阻害

主に前立腺や膀胱頸部の平滑筋に存在するα₁アドレナリン受容体を阻害し、筋の緊張を緩和することで排尿をスムーズにします。

注意度:☆
M3 アセチルコリン受容体の阻害

注意度:☆
コリンエステラーゼの阻害

注意度:☆
β3 アドレナリン受容体の阻害

問26

中枢神経興奮薬とその作用機序の組合せとして正しいのはどれか。

  1. カフェイン ー グリシン受容体の阻害
  2. テオブロミン ー ノルアドレナリンの放出促進
  3. テオフィリン ー ホスホジエステラーゼの阻害
  4. メタンフェタミン ー GABAA受容体の阻害
  5. ストリキニーネ ー ドパミンの放出阻害

正答:3

注意度:☆☆☆
カフェイン ー ホスホジエステラーゼの阻害

注意度:☆☆☆
テオブロミン ー ホスホジエステラーゼの阻害

重要度:☆☆☆
テオフィリン ー ホスホジエステラーゼの阻害

注意度:☆☆☆
メタンフェタミン ー ドパミン・ノルアドレナリン・セロトニンの再取り込み阻害および放出促進

ピクロトキシン」は主に脳幹のGABAA受容体の阻害を遮断して抑制を解除します。

注意度:☆
ストリキニーネ ー グリシン受容体の阻害

グリシン受容体を阻害して反射を亢進させる中枢興奮薬です。

問27

糖尿病治療薬に関する記述として正しいのはどれか。

  1. トルブタミド ー Na+グルコース共輸送体を阻害する
  2. メトホルミン ー ATP感受性K+チャネルを阻害する
  3. アカルボース ー α–グルコシダーゼを阻害する
  4. ピオグリタゾン ー AMP依存性プロテインキナーゼ活性を増大する
  5. グリピジド ー 核内転写因子ペルオキシソーム増殖活性化受容体(PPAR)を刺激する

正答:3

注意度:☆☆☆
トルブタミド ー ATP感受性 K+チャネルを阻害

膵β細胞のATP感受性 K+チャネルを阻害する結果、インスリン分泌を促進します。

注意度:☆☆☆
メトホルミン ー AMP依存性プロテインキナーゼ活性を増大する

結果として、肝臓での糖新生を抑制します。

重要度:☆☆☆
アカルボース ー α–グルコシダーゼを阻害する

注意度:☆☆☆
ピオグリタゾン ー 核内転写因子ペルオキシソーム増殖活性化受容体(PPAR)を刺激する

注意度:☆
グリピジド ー ATP感受性 K+チャネルを阻害

膵β細胞のATP感受性 K+チャネルを阻害する結果、インスリン分泌を促進します。

問28

非麻薬性鎮痛薬はどれか。

  1. ジヒドロコデイン
  2. ブトルファノール
  3. ペンタゾシン
  4. フェンタニル
  5. ペチジン

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:3(bとc)

注意度:☆
ジヒドロコデイン

麻薬性の鎮咳薬です。

重要度:☆☆☆☆☆
ブトルファノール

重要度:☆☆
ペンタゾシン

注意度:☆
フェンタニル

麻薬性の鎮痛薬です。

注意度:☆☆
ペチジン

麻薬性オピオイドです。

問29

抗菌薬とその作用機序の組合せとして正しいのはどれか。

  1. エリスロマイシン ― DNAジャイレースの阻害
  2. ストレプトマイシン ― エルゴステロールの合成阻害
  3. セファレキシン ― tRNAの転移阻害
  4. クロラムフェニコール ― ペプチジルトランスフェラーゼの阻害
  5. エンロフロキサシン ― ペプチドグリカンの合成阻害

正答:4

注意度:☆☆☆
エリスロマイシン ― リボソーム50Sサブユニットに作用し、タンパク質合成を阻害

注意度:☆☆☆
ストレプトマイシン ― リボソーム30Sサブユニットに結合しタンパク質合成を阻害

エルゴステロールは、真菌の細胞壁を構成するタンパク質です。「アムホテリシンB」は、エルゴステロールの合成阻害することで抗真菌薬として作用します。

注意度:☆☆☆
セファレキシン ― 細胞壁の合成阻害

重要度:☆☆
クロラムフェニコール ― ペプチジルトランスフェラーゼの阻害

注意度:☆
エンロフロキサシン ― DNAジャイレースの阻害

ニューキノロン系の抗生物質です。

問30

 抗てんかん薬はどれか。

  1. アミトリプチリン
  2. フルボキサミン
  3. フェノバルビタール
  4. 臭化カリウム
  5. フィプロニル

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

注意度:☆
アミトリプチリン

三環系抗うつ薬であり、抗けいれん作用はありません。

注意度:☆
フルボキサミン

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)で、人のうつ病や不安障害などの治療に使用されますが、抗てんかん薬ではありません。

重要度:☆☆☆
フェノバルビタール

重要度:☆☆☆
臭化カリウム

注意度:☆
フィプロニル

ノミ・マダニ駆除などに用いられる殺虫薬(GABAA受容体を阻害する)。哺乳類に対して中枢興奮作用を持つため中毒でけいれんを起こすことがあります。

問31

プロトンポンプを阻害する抗潰瘍薬はどれか。

  1. オメプラゾール
  2. ラニチジン
  3. ガストリン
  4. ケイ酸マグネシウム
  5. ミソプロストール

正答:1

重要度:☆☆☆
オメプラゾール

注意度:☆
ラニチジン

H₂受容体拮抗薬(H₂ブロッカー)です。

注意度:☆
ガストリン

胃酸分泌を促進するホルモンであり、潰瘍治療には用いません。

注意度:☆
ケイ酸マグネシウム

制酸薬です。

注意度:☆
ミソプロストール

プロスタグランジンE1誘導体です。胃粘膜の保護作用および胃酸分泌の抑制作用がありますが、作用機序はプロトンポンプ阻害ではなく、プロスタグランジン受容体刺激によるものです。

問32

イベルメクチンによる犬の神経毒性の原因はどれか。

  1. アストロサイトの分化抑制
  2. 神経髄鞘の脱落変性
  3. 電位依存性Na+チャネルの持続的開口
  4. コリン作動性神経からのアセチルコリン放出阻害
  5. P糖タンパク質をコードする遺伝子の変異

正答:5

注意度:☆
アストロサイトの分化抑制

注意度:☆
神経髄鞘の脱落変性

注意度:☆
電位依存性Na+チャネルの持続的開口

ピレスロイド系殺虫薬の作用機序です。

注意度:☆
コリン作動性神経からのアセチルコリン放出阻害

ボツリヌス毒素の作用機序です。

重要度:☆☆☆
P糖タンパク質をコードする遺伝子の変異

イベルメクチンは正常では血液脳関門に存在するP糖タンパク質(ABCB1:旧名MDR1)によって中枢神経系への移行が防がれています。しかし、一部の犬種(特にコリー系、オーストラリアンシェパードなど)では、このP糖タンパク質をコードする ABCB1遺伝子 に変異があると、イベルメクチンが中枢神経に移行しやすくなり、神経毒性(ふらつき、嗜眠、昏睡など)が生じます。

イベルメクチンはフィラリアの殺虫薬として小動物臨床で利用されています。使用する際は、犬種に注意しましょう!

問33

中毒とその原因物質の組合せとして正しいのはどれか。

  1. ワラビ中毒 ― 有機チオ硫酸化合物
  2. 殺鼠剤中毒 ― プタキロサイド
  3. トリカブト中毒 ― アコニチン
  4. スイートクローバー中毒 ― ジクマロール
  5. タマネギ中毒 ― ワルファリン

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

注意度:☆
ワラビ中毒 ― プタキロサイド

注意度:☆
殺鼠剤中毒 ― ワルファリン

注意度:☆☆☆
トリカブト中毒 ― アコニチン

重要度:☆☆☆
スイートクローバー中毒 ― ジクマロール

注意度:☆
タマネギ中毒 ― 有機チオ硫酸化合物

問34

反芻動物の単眼症などの顔面奇形の原因となるバイケイソウに含まれる物質はどれか。

  1. ジエチルスチルベストロール(DES)
  2. ヒヨスチアミン
  3. サイカシン
  4. ストロファンタス
  5. ベラトラムアルカロイド

正答:5

注意度:☆
ジエチルスチルベストロール(DES)

合成エストロゲンで、発がん性や生殖器奇形との関連があるが、単眼症との関係はありません。

注意度:☆
ヒヨスチアミン

ナス科植物に含まれる抗コリン作用を持つアルカロイドです。主に中枢神経系に作用しますが、奇形形成との関連は知られていません。

注意度:☆☆☆
サイカシン

ソテツに含まれる発がん性物質で、肝毒性や腸管障害を起こす。奇形との関連は不明。

注意度:☆
ストロファンタス

キョウチクトウ科の植物で、強心配糖体を含みます。奇形性は知られていません。

重要度:☆☆
ベラトラムアルカロイド

問35

ソリブジンにより毒性が増強する抗腫瘍薬はどれか。

  1. 5 – フルオロウラシル
  2. シクロホスファミド
  3. メトトレキサート
  4. イマチニブ
  5. メルファラン

正答:1

重要度:☆☆
5 フルオロウラシル

5- FUの分解が抑制されて血中濃度が異常上昇し、重篤な骨髄抑制・死亡例が報告されています。併用禁忌とされています。

注意度:☆
シクロホスファミド

注意度:☆
メトトレキサート

注意度:☆
イマチニブ

注意度:☆
メルファラン

問36

皮膚の粘液水腫の発生要因として正しいのはどれか。

  1. うっ血性心不全
  2. 慢性肝不全
  3. 急性糸球体腎炎
  4. 甲状腺機能低下症
  5. 長期の低栄養

正答:4

注意度:☆
うっ血性心不全

注意度:☆
慢性肝不全

注意度:☆
急性糸球体腎炎

重要度:☆☆☆
甲状腺機能低下症

注意度:☆
長期の低栄養

問37

アミロイド沈着を認める猫の疾患はどれか。

  1. 2型糖尿病
  2. 肥大型心筋症
  3. 腸原発リンパ腫
  4. 黄色腫
  5. 肝リピドーシス

正答:1

重要度:☆☆☆
2型糖尿病

注意度:☆
肥大型心筋症

注意度:☆
腸原発リンパ腫

注意度:☆
黄色腫

注意度:☆
肝リピドーシス

問38

糖原蓄積病はどれか。

  1. ゴーシェ病
  2. 糖尿病
  3. ポンペ病
  4. クラッベ病
  5. 痛風

正答:3

糖原病とは、細胞内にグリコーゲン(糖原)が異常に蓄積する疾患をいいます。

注意度:☆☆☆
ゴーシェ病

リソソーム病であり、糖脂質(グルコセレブロシド)が蓄積する疾患です。

注意度:☆
糖尿病

重要度:☆☆☆
ポンペ病

注意度:☆☆☆
クラッベ病

ガラクトセレブロシダーゼという酵素が欠損することによって脂質代謝障害が生じます。スフィンゴリピドーシス

注意度:☆
痛風

尿酸の代謝異常により尿酸塩が関節に沈着する疾患です。

問39

犬の細胞に発現する表面分子はどれか。

  1. CD3
  2. CD8
  3. CD 20
  4. CD 117( c-kit )
  5. CD 204

正答:3

注意度:☆☆☆
CD3

T細胞に発現している。

注意度:☆☆☆
CD8

細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)に発現しています。

重要度:☆☆☆
CD 20

注意度:☆☆☆
CD 117( c-kit )

幹細胞因子(SCF, stem cell factor)をリガンドとする受容体で細胞の増殖・分化・生存に関与しています。

注意度:☆
CD 204

問40

死後変化はどれか。

  1. 脳軟化
  2. 肺の肝変
  3. 胆汁浸染
  4. 仮性メラノーシス
  5. にくずく肝

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

仮性メラノーシスを選択できれば、正解はできると思います。

死後変化

  • 泡沫肝
  • 豚脂様凝血(白色が目立つ・白血球由来)
  • 胆汁浸染
  • 仮性メラノーシス(硫化水素が関与)
  • 死後硬直は顎から始まる。
  • 消化管・膵臓の自己融解しやすい。

注意度:☆☆
脳軟化

脳梗塞や壊死の結果として起こる病変です。死後変化にはなりません。

注意度:☆☆☆
肺の肝変

肺に慢性炎症がおこると、線維が増え肉眼的に肝臓のような見た目になります。病変であって死後変化ではありません。

注意度:☆☆☆
胆汁浸染

重要度:☆☆☆
仮性メラノーシス

メラノーシスでは不正解なので注意しましょう。

注意度:☆
にくずく肝

うっ血性肝障害の結果として生じる病変です。死後変化ではありません。

問41

脂腺に由来する犬の腫瘍はどれか。

  1. 肛門囊腺癌
  2. 扁平上皮癌
  3. 肝様腺腫(肛門周囲腺腫)
  4. 耳垢腺腫
  5. 毛芽腫

正答:3

注意度:☆☆
肛門囊腺癌

アポクリン汗腺に由来します。

注意度:☆
扁平上皮癌

重要度:☆☆☆
肝様腺腫(肛門周囲腺腫)

注意度:☆☆
耳垢腺腫

耳垢腺もアポクリン汗腺です。

注意度:☆
毛芽腫

問42

フリーラジカルはどれか。

  1. 過酸化水素
  2. ー重項酸素
  3. スーパーオキシド
  4. ヒドロキシ(ル)ラジカル
  5. ペルオキシナイトライト

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

代表的な 活性酸素種

  • 過酸化水素
  • ー重項酸素
  • スーパーオキシド
  • ヒドロキシ(ル)ラジカル

※フリーラジカル

「フリーラジカル」とは、不対電子(1つだけ孤立した電子)を持つ原子・分子・イオンのことをいいます。この不安定性が高い反応性を持ち、生体分子を酸化させることで障害を与えます。

他の選択肢は、活性酸素種ではありますが、不対電子をもたないためフリーラジカルではありません。

注意度:☆☆☆
過酸化水素

注意度:☆☆☆
ー重項酸素

注意度:☆☆☆
スーパーオキシド

重要度:☆☆☆
ヒドロキシ(ル)ラジカル

注意度:☆
ペルオキシナイトライト

問43

Ⅲ型アレルギーはどれか。

  1. アルサス反応
  2. 尋常性天疱瘡
  3. 接触性皮膚炎
  4. ツベルクリン反応
  5. 膜性腎症

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:2(aとe)

重要度:☆☆☆
アルサス反応

注意度:☆☆
尋常性天疱瘡

Ⅱ型アレルギーです。

注意度:☆☆
接触性皮膚炎

Ⅳ型アレルギーです。

注意度:☆
ツベルクリン反応

Ⅳ型アレルギーです。

重要度:☆☆☆
膜性腎症

問44

フェレットに好発する腫瘍はどれか。

  1. 副腎皮質腫瘍
  2. 乳腺腫瘍
  3. 精上皮腫
  4. セルトリ細胞腫
  5. インスリノーマ

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:2(aとe)

重要度:☆☆☆
副腎皮質腫瘍

注意度:☆
乳腺腫瘍

注意度:☆
精上皮腫

注意度:☆
セルトリ細胞腫

重要度:☆☆☆
インスリノーマ

問45

逆転写酵素をもつウイルスはどれか。

  1. B型肝炎ウイルス
  2. 馬伝染性貧血ウイルス
  3. 牛痘ウイルス
  4. 狂犬病ウイルス
  5. 豚サイトメガロウイルス

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:1(aとb)

逆転写酵素をもつウイルス

  • レトロウイルス
  • ヘパドナウイルス

注意度:☆☆☆
B型肝炎ウイルス

「ペパドナウイルス」

重要度:☆☆☆
馬伝染性貧血ウイルス

「レトロウイルス」

注意度:☆☆☆
牛痘ウイルス

「ポックスウイルス」は、逆転写酵素を持っていません。

注意度:☆☆☆
狂犬病ウイルス

「ラブドウイルス」は、逆転写酵素を持っていません。

注意度:☆
豚サイトメガロウイルス

「ペルペスウイルス」は、逆転写酵素を持っていません。

問46

オルトヘルペス(旧ヘルペス)ウイルス科のウイルスによる感染症はどれか。

  1. 鶏白血病
  2. 鶏脳脊髄炎
  3. 鶏封入体肝炎
  4. ニューカッスル病
  5. マレック病

正答:5

注意度:☆
鶏白血病

レトロウイルス科による感染症です。

注意度:☆
鶏脳脊髄炎

ピコルナウイルス科による感染症です。

注意度:☆
鶏封入体肝炎

アデノウイルス科による感染症です。

注意度:☆
ニューカッスル病

パラミクソウイルス科による感染症です。

重要度:☆☆☆
マレック病

問47

サルコイドの起因ウイルスはどれか。

  1. 牛パピローマウイルス
  2. 馬パピローマウイルス
  3. 犬パピローマウイルス
  4. 猫パピローマウイルス
  5. ショープ乳頭腫ウイルス

正答:1

重要度:☆☆☆
牛パピローマウイルス

馬サルコイドの起因ウイルスは、””パピローマウイルスだと言われています。

注意度:☆
馬パピローマウイルス

注意度:☆
犬パピローマウイルス

注意度:☆
猫パピローマウイルス

注意度:☆
ショープ乳頭腫ウイルス

問48

遺伝子交雑(再集合)を起こすウイルスはどれか。

  1. 猫汎白血球減少症ウイルス
  2. 犬ジステンパーウイルス
  3. リフトバレー熱ウイルス
  4. 豚伝染性胃腸炎ウイルス
  5. あひるB型肝炎ウイルス

正答:3

遺伝子交雑を起こすウイルスは「分節 ウイルス」です。

分節ウイルス まとめ

  • オルトミクソウイルス
  • ブニヤウイルス
  • レオウイルス
  • ビルナウイルス

注意度:☆☆☆
猫汎白血球減少症ウイルス

パルボウイルスによる感染症です。

注意度:☆☆☆
犬ジステンパーウイルス

パラミクソウイルスによる感染症です。

重要度:☆☆☆
リフトバレー熱ウイルス

ブニヤウイルスによる法定伝染病です。

注意度:☆☆☆
豚伝染性胃腸炎ウイルス

コロナウイルスによる感染症です。

注意度:☆
あひるB型肝炎ウイルス

ヘパドナウイルスによる感染症です。

問49

ウイルスの増殖に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 必ず生細胞が必要である。
  2. 必ず細胞質内で増殖する。
  3. 必ず細胞の RNA ポリメラーゼが使われる。
  4. 必ず出芽により細胞外に放出される。
  5. 必ず暗黒期がある。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:2(aとe)

重要度:☆☆☆
必ず生細胞が必要である。

注意度:☆
必ず細胞質内で増殖する。

DNAウイルスは基本核内で増殖します。

注意度:☆
必ず細胞の RNAポリメラーゼが使われる。

ウイルスの染色体は、DNA あるいは RNAのどちらかになります。DNAウイルスであれば、DNAポリメラーゼが使われます。

注意度:☆
必ず出芽により細胞外に放出される。

酵母の説明です。

重要度:☆☆☆
必ず暗黒期がある。

問50

mRNAワクチンの作用機序として最も適当なのはどれか。

  1. インターフェロンの誘導
  2. ウイルスゲノムの複製阻害
  3. 液性免疫の誘導
  4. 感染細胞のアポトーシス誘導
  5. ウイルス遺伝子の転写阻害

正答:3

注意度:☆
インターフェロンの誘導

注意度:☆
ウイルスゲノムの複製阻害

重要度:☆☆☆
液性免疫の誘導

注意度:☆
感染細胞のアポトーシス誘導

注意度:☆
ウイルス遺伝子の転写阻害

問51

エンドトキシン(内毒素)として作用する細菌の細胞壁成分はどれか。

  1. リピドA
  2. タイコ酸
  3. ポーリン
  4. コア多糖
  5. 糖鎖

正答:1

重要度:☆☆☆
リピドA

注意度:☆☆☆
タイコ酸

グラム陽性菌の細胞壁に存在する酸性高分子です。

注意度:☆☆☆
ポーリン

グラム陰性菌の外膜に存在する、膜孔をつくるタンパク質です。

注意度:☆☆☆
コア多糖

注意度:☆
糖鎖

問52

増殖の際に酵母の形態をとらないのはどれか。

  1. Microsporum canis
  2. Candida albicans
  3. Cryptococcus neoformans
  4. Malassezia pachydermatis
  5. Coccidioides immitis

正答:1と5

重要度:☆☆☆
Microsporum canis

皮膚糸状菌です。

注意度:☆☆☆
Candida albicans

カンジダ【Candida 】は、菌糸だけでなく酵母にもなれる 二形性真菌 です。

注意度:☆☆☆
Cryptococcus neoformans

酵母です。

注意度:☆
Malassezia pachydermatis

酵母です。

重要度:☆☆
Coccidioides immitis

問53

炭疽菌に関する記述として正しいのはどれか。

  1. 莢膜が病原因子である。
  2. テタノスパスミンが毒素である。
  3. セレウリドが毒素である。
  4. エンテロトキシンが毒素である。
  5. 致死因子と浮腫因子の組合せで毒素活性を示す。

正答:1

重要度:☆☆☆
莢膜が病原因子である。

注意度:☆☆☆
テタノスパスミンが毒素である。

テパノスパスミンは、破傷風菌【Clostridium tetani 】の毒素です。

注意度:☆☆☆
セレウリドが毒素である。

セレウス菌【Bacillus cereus 】の毒素です。

注意度:☆☆☆
エンテロトキシンが毒素である。

腸管毒素である「エンテロトキシン」は様々な細菌から分泌される毒素です。

注意度:☆☆
防御因子と致死因子(あるいは浮腫因子)の組合せで毒素活性を示す。

炭疽菌の毒性因子には、莢膜だけでなく「防御因子(PA)」「致死因子(LF)」「浮腫因子(EF)」の3つの外毒素が知られています。

これらは 単体では毒素活性を示さないものの、
「防御因子(PA)」と、他いずれかが組み合わさると毒素活性を示すようになります。

問54

サルモネラ属菌の血清型を決定する抗原はどれか。

  1. 菌体抗原とべん毛抗原
  2. 菌体抗原と線毛抗原
  3. 菌体抗原と莢膜抗原
  4. 莢膜抗原と線毛抗原
  5. 莢膜抗原とべん毛抗原

正答:1

重要度:☆☆☆
菌体(O)抗原とべん毛(H)抗原

注意度:☆
菌体抗原と線毛抗原

注意度:☆
菌体抗原と莢膜抗原

注意度:☆
莢膜抗原と線毛抗原

注意度:☆
莢膜抗原とべん毛抗原

問55

血管内吸血型の節足動物はどれか。

  1. サシバエ
  2. ブユ
  3. アブ
  4. シラミ
  5. ノミ

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:5(dとe)

他の選択肢は、皮膚に傷をつけて出てきた血を吸い取る節足動物です。

注意度:☆
サシバエ

注意度:☆
ブユ

注意度:☆
アブ

重要度:☆
シラミ

重要度:☆☆☆
ノミ

問56

終宿主がミラシジウム形成卵を排泄するのはどれか。

  1. 肝吸虫(Clonorchis sinensis
  2. 膵蛭(Eurytrema pancreaticum
  3. 壺形吸虫(Pharyngostomum cordatum
  4. 浅田棘口吸虫(Echinostoma hortense
  5. ウェステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:1(aとb)

重要度:☆☆☆
肝吸虫(Clonorchis sinensis

重要度:☆☆☆
膵蛭(Eurytrema pancreaticum

注意度:☆
壺形吸虫(Pharyngostomum cordatum

注意度:☆
浅田棘口吸虫(Echinostoma hortense

注意度:☆
ウェステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani

ミラシジウム形成卵を排泄する吸虫

  • 膵蛭
  • 槍型吸虫
  • 肝吸虫
  • 横川吸虫
  • 日本住血吸虫

問57

雄成虫の尾部に交接嚢があるのはどれか。

  1. 猫回虫(Toxocara cati
  2. 馬蟯虫(Oxyuris equi
  3. ロデシア眼虫(Thelazia rhodesi
  4. 馬円虫(Strongylus equinus
  5. 牛捻転胃虫(Mecistocirrus digitatus

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:5(dとe)

交接嚢をもつ線虫

  • 猫鉤虫
  • 馬円虫
  • 毛様線虫
  • 腸結節虫
  • 牛捻転胃虫

注意度:☆☆☆
猫回虫(Toxocara cati

猫鉤虫と勘違いしないようにしましょう!

注意度:☆
馬蟯虫(Oxyuris equi

注意度:☆☆☆
ロデシア眼虫(Thelazia rhodesi

重要度:☆
馬円虫(Strongylus equinus

重要度:☆☆☆
牛捻転胃虫(Mecistocirrus digitatus

問58

 2倍体と3倍体の染色体数の個体が知られている寄生虫はどれか。

  1. 肝吸虫(Clonorchis sinensis
  2. ウェステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani
  3. 横川吸虫(Metagonimus yokogawai
  4. 槍形吸虫(Dicrocoelium dendriticum
  5. 日本住血吸虫(Schistosoma japonicum

正答:2

注意度:☆
肝吸虫(Clonorchis sinensis)

重要度:☆☆
ウェステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani)

2倍体は両性生殖を、3倍体は単為生殖を行います。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

ヒト感染例の多くは3倍体なんだって!

注意度:☆
横川吸虫(Metagonimus yokogawai)

注意度:☆
槍形吸虫(Dicrocoelium dendriticum)

注意度:☆
日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)

問59

経乳感染するのはどれか。

  1. 猫胃虫(Physaloptera praeputialis
  2. 犬糸状虫(Dirofilaria immitis
  3. 犬回虫(Toxocara canis
  4. 猫回虫(Toxocara cati
  5. 東洋眼虫(Thelazia callipaeda

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

注意度:☆
猫胃虫(Physaloptera praeputialis

注意度:☆
犬糸状虫(Dirofilaria immitis

重要度:☆☆☆
犬回虫(Toxocara canis

注意度:☆☆☆
猫回虫(Toxocara cati

注意度:☆
東洋眼虫(Thelazia callipaeda

問60

イエバエ類が媒介するのはどれか。

  1. 犬糸状虫(Dirofilaria immitis
  2. 指状糸状虫(Setaria digitata
  3. 沖縄糸状虫(Stephanofilaria okinawaensis
  4. 大口馬胃虫(Draschia megastoma
  5. 葉状条虫(Anoplocephala perfoliata

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

注意度:☆
犬糸状虫(Dirofilaria immitis

蚊が媒介します。

注意度:☆☆☆
指状糸状虫(Setaria digitata

蚊が媒介します。

重要度:☆☆☆
沖縄糸状虫(Stephanofilaria okinawaensis

重要度:☆☆☆
大口馬胃虫(Draschia megastoma

注意度:☆
葉状条虫(Anoplocephala perfoliata

葉状条虫の感染は一部ダニが媒介します。

問61

雌成虫が幼虫を産出するのはどれか。

  1. 犬鞭虫(Trichuris vulpis
  2. 犬回虫(Toxocara canis
  3. 犬鉤虫(Ancylostoma caninum
  4. 旋毛虫(Trichinella spiralis
  5. 犬糸状虫(Dirofilaria immitis

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:5(dとe)

いわゆる「卵胎生」の寄生虫を選ぶ問題です。

注意度:☆☆
犬鞭虫(Trichuris vulpis

注意度:☆☆
犬回虫(Toxocara canis

注意度:☆☆
犬鉤虫(Ancylostoma caninum

重要度:☆☆☆
旋毛虫(Trichinella spiralis

重要度:☆☆☆
犬糸状虫(Dirofilaria immitis

問62

獣医師免許が法令上必要なのはどれか。

  1. 食品衛生監視員
  2. 食鳥処理衛生管理者
  3. と畜検査員
  4. 狂犬病予防員
  5. 動物愛護推進員

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

注意度:☆
食品衛生 監視員

注意度:☆
食鳥処理 衛生 管理者

重要度:☆☆☆
と畜検査員

重要度:☆☆☆
狂犬病予防員

注意度:☆
動物愛護 推進員

問63

 野生鳥獣肉(ジビエ)に関する記述として適切なのはどれか。

  1. 環境省が「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」を作成した。
  2. 食肉加工する施設には「と畜場法」が適用される。
  3. 解体・食肉加工する施設は HACCP による衛生管理が義務づけられている。
  4. 獣医師が解体前検査を行うことが義務づけられている。
  5. 生食用食肉としても提供されている。

正答:3

注意度:☆☆☆
厚生労働省が「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」を作成した。

野生鳥獣肉の安全性確保を推進するために作成されました。

注意度:☆☆☆
食肉加工する施設には「と畜場法」が適用されない

と畜場とは、食用に供する目的で獣畜をとさつし、又は解体するために設置された施設です。「獣畜」に野生鳥獣は含まれません。

重要度:☆☆☆
解体・食肉加工する施設は HACCP による衛生管理が義務づけられている。

注意度:☆☆☆
獣医師が解体前検査を行うことが義務づけられていない

注意度:☆
生食用食肉として提供されていない

家畜とは異なり、飼養管理ができていないため生食は危険です。

問64

我が国の動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM:Japanese Veterinary Antimicrobial Resistance Monitoring System)の対象でないのはどれか。

  1. 野生動物由来の薬剤耐性菌
  2. 家畜由来の薬剤耐性菌
  3. 水産動物由来の薬剤耐性菌
  4. 愛玩動物由来の薬剤耐性菌
  5. 抗菌剤の使用量

正答:1

消去法で選択できると思います。

注意度:☆
野生動物由来の薬剤耐性菌

重要度:☆☆☆
家畜由来の薬剤耐性菌

重要度:☆☆☆
水産動物由来の薬剤耐性菌

重要度:☆
愛玩動物由来の薬剤耐性菌

重要度:☆☆☆
抗菌剤の使用量

問65(採点除外)

「家畜伝染病予防法」において、疑似患畜がとさつ・・・の義務の対象とならないのはどれか。

  1. 口蹄疫
  2. 牛肺疫
  3. 豚熱
  4. アフリカ豚熱
  5. 低病原性鳥インフルエンザ

問66

家畜保健衛生所の業務でないのはどれか。

  1. 家畜の伝染病の発生を予防するための検査
  2. 家畜人工授精の実施に関する事務
  3. 飼養衛生管理基準に関する指導及び助言
  4. 家畜のと畜検査
  5. 死亡牛の伝達性海綿状脳症の検査

正答:4

注意度:☆☆☆
家畜の伝染病の発生を予防するための検査

注意度:☆☆☆
家畜人工授精の実施に関する事務

注意度:☆☆☆
飼養衛生管理基準に関する指導及び助言

注意度:☆
家畜のと畜検査

重要度:☆☆☆
死亡牛の伝達性海綿状脳症の検査

問67

「家畜改良増殖法」で規定される家畜の人工授精簿の保管年数はどれか。

  1. 1年
  2. 3年
  3. 5年
  4. 8年
  5. 10年

正答:3

注意度:☆
1年

注意度:☆☆☆
3年

診療簿及び検案簿の保存期間です。

重要度:☆☆☆
5年

注意度:☆☆☆
8年

獣医師法施行規則では、特に牛、水牛、しか、めん羊及び山羊の場合の診療簿及び検案簿の保存期間は8年となっています。

注意度:☆
10年

問68

肝機能検査のうち、肝臓の合成能を評価するのに最も適当なのはどれか。

  1. GGT
  2. T-Chol
  3. Alb
  4. ALP
  5. ALT

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:3(bとc)

注意度:☆☆
GGT

誘導酵素です。

注意度:☆☆☆
T-Chol

重要度:☆☆☆
Alb

注意度:☆☆
ALP

誘導酵素です。

注意度:☆
ALT

逸脱酵素です。逸脱酵素には「ALT」と「AST」があります。

概要評価項目
逸脱酵素上昇したら異常AST
ALT
誘導酵素上昇したら異常ALKP
GGT
肝臓 機能 評価上昇したら異常アンモニア〈 NH₃ 〉
総胆汁酸〈 TBA 〉
ビリルビン〈 Bil 〉
低下したら異常アルブミン〈 Alb 〉
グルコース〈 Glu 〉
尿素窒素〈 BUN 〉
コレステロール〈 T – Cho 〉

問69

ショックの所見として最も適当なのはどれか。

  1. 四肢冷感
  2. 心拍数低下
  3. 呼吸数減少
  4. 尿量増加
  5. 高血圧

正答:1

重要度:☆☆☆
四肢冷感

注意度:☆
心拍数 増加

血圧が下がるがゆえに、心拍数が上昇します。

注意度:☆
呼吸数 増加

循環不全になると、嫌気的にエネルギーを作るようになって「乳酸」が大量に作られます。

乳酸値が上昇したアシデミアの状況では、血中の pH が低下します。いわゆる血中の酸が多い状態なので、呼吸数を増やして「二酸化炭素 CO」の形で体外に排出するわけですね。

このようにして pH が上昇していくことを「呼吸性アルカローシス」といいます。

注意度:☆
尿量 低下

循環不良なので、一般的に尿量は低下します。

注意度:☆
血圧

心拍数上昇によって、ある程度血圧は補正されます。それゆえ、血圧が正常だからショックではない!という判断は危険ですよ。

問70

犬の小腸疾患の臨床徴候として最も適当なのはどれか。

  1. しぶり
  2. メレナ
  3. 排便困難
  4. 血便
  5. 便失禁

正答:2

注意度:☆
しぶり

重要度:☆☆☆
メレナ

注意度:☆
排便困難

注意度:☆
血便

注意度:☆
便失禁

問71

ケトーシスを発症した牛の血中で増加するのはどれか。

  1. フタル酸
  2. アセトン
  3. アセト酢酸
  4. モノクロロ酢酸
  5. 酢酸ブチル

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:3(bとc)

ケトン体

  • アセトン
  • アセト酢酸
  • β- ヒドロキシ酪酸

注意度:☆
フタル酸

注意度:☆☆☆
アセトン

重要度:☆☆☆
アセト酢酸

注意度:☆
モノクロロ酢酸

注意度:☆
酢酸ブチル

問72

脊髄造影の際に造影剤を注入する部位はどれか。

  1. 硬膜外
  2. 硬膜とくも膜の間
  3. くも膜と軟膜の間
  4. 軟膜と脊髄の間
  5. 脊髄内

正答:3

注意度:☆☆☆
硬膜外

鎮痛を目的として局所麻酔薬を投与する部位です。

注意度:☆
硬膜とくも膜の間

重要度:☆☆☆
くも膜と軟膜の間

いわゆる「くも膜下腔」に注入します。

注意度:☆
軟膜と脊髄の間

注意度:☆
脊髄内

問73

X線撮影時の散乱線に関する記述として誤っているのはどれか。

  1. X線画像の鮮鋭度を低下させる。
  2. 管電圧が低いほど発生しやすくなる。
  3. 不規則な方向に発生する。
  4. 皮膚に吸収されやすい。
  5. グリッドにより画像への影響を軽減できる。

正答:2

重要度:☆☆☆
X線画像の鮮鋭度を低下させる。

注意度:☆☆☆
管電圧が 高い ほど発生しやすくなる。

重要度:☆☆☆
不規則な方向に発生する。

重要度:☆
皮膚に吸収されやすい。

重要度:☆☆☆
グリッドにより画像への影響を軽減できる。

問74

鎮痛作用がないのはどれか。

  1. ブプレノルフィン
  2. アセトアミノフェン
  3. プロポフォール
  4. リドカイン
  5. メデトミジン

正答:3

注意度:☆
ブプレノルフィン

注意度:☆
アセトアミノフェン

人間に使用される解熱鎮痛薬です。小動物には使用しません。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

カロナールが有名だね!

重要度:☆☆☆
プロポフォール

「プロポフォール」は鎮痛作用がないので、他に鎮痛薬を併用する必要があります。疼痛管理をしないと、麻酔コントロールが激ムズになるためオススメできません。

注意度:☆
リドカイン

局所麻酔薬なので、鎮痛作用があります。

注意度:☆
メデトミジン

鎮痛作用はあります。

問75

皮質骨の連続性が一部保たれている骨折はどれか。

  1. 粉砕骨折
  2. 蝶形骨折
  3. 長斜骨折
  4. 若木骨折
  5. らせん骨折

正答:4

その他の選択肢は、連続性が保たれていません。

注意度:☆
粉砕骨折

注意度:☆
蝶形骨折

注意度:☆
長斜骨折

重要度:☆☆☆
若木骨折

注意度:☆
らせん骨折

問76

腸管の端々吻合に用いる縫合法として最も適当なのはどれか。

  1. ブンネル
  2. クッシング
  3. ギャンビー
  4. コンネル
  5. パーカー・カー

正答:3

注意度:☆☆☆
ブンネル

注意度:☆☆☆
クッシング

重要度:☆☆☆
ギャンビー

注意度:☆☆☆
コンネル

注意度:☆
パーカー・カー

問77

馬の麻酔に関する記述として適切なのはどれか。

  1. 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO₂)は換気のモニタリング指標となる。
  2. 顔面動脈へのカテーテル留置で血圧を測定することができる。
  3. 気管内チューブの挿管には喉頭鏡が必要である。
  4. 心拍出量とは 1回の拍動で左心室から送り出される血液の量である。
  5. 高血圧は麻酔後に筋障害を引き起こすことがある。

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:1(aとb)

重要度:☆☆☆
動脈血二酸化炭素分圧(PaCO₂)は換気のモニタリング指標となる。

重要度:☆☆
顔面動脈へのカテーテル留置で血圧を測定することができる。

注意度:☆☆
気管内チューブの挿管には喉頭鏡が 不要 である。

注意度:☆
心拍出量とは 1分あたりの左心室から送り出される血液の総量である。

1回の拍動による血液量は「1回拍出量」です。

注意度:☆☆☆
低血圧は麻酔後に筋障害を引き起こすことがある。

馬は体重が大きいので、自重によって筋肉・神経・血管が圧迫されます。ドブタミンを用いて、血圧管理をしながらOPEに望む必要があります。

問78

豚で妊娠認識(maternal recognition of pregnancy)のために胚から産生される物質はどれか。

  1. プロジェステロン
  2. インヒビン
  3. インターフェロン – タウ
  4. エストロジェン
  5. オキシトシン

正答:4

注意度:☆
プロジェステロン

注意度:☆
インヒビン

注意度:☆☆☆☆☆
インターフェロン – タウ

反芻動物での妊娠認識のために胚から産生されます。

重要度:☆☆☆
エストロジェン

注意度:☆
オキシトシン

問79

授精後40日以内の牛の妊娠診断法として適当なのはどれか。

  1. X線検査
  2. 子宮動脈の肥大と震動
  3. 超音波検査法
  4. ノンリターン法
  5. 腹部の触診法

. a, b . a, e . b, c . c, d . d, e

正答:4(cとd)

注意度:☆
X線検査

注意度:☆
子宮動脈の肥大と震動

重要度:☆☆☆
超音波検査法

重要度:☆☆☆
ノンリターン法

注意度:☆
腹部の触診法

問80

eCG(PMSG)の産生部位はどれか。

  1. 視床下部
  2. 下垂体前葉
  3. 下垂体後葉
  4. 子宮内膜杯
  5. 黄体

正答:4

注意度:☆
視床下部

注意度:☆
下垂体前葉

注意度:☆
下垂体後葉

重要度:☆☆☆
子宮内膜杯

注意度:☆
黄体

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