兎出血病に関する記述として正しいのはどれか。

過去問

74回 B問題 問8

難易度:難

兎出血病に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 病原体はフラビウイルス科に属する。
  2. 感染経路は節足動物による生物学的伝播である。
  3. 主に 2 か月齢未満のウサギが発症する。
  4. 「家畜伝染病予防法」における家畜伝染病に指定されている。
  5. 我が国では 1994 年以降散発的に発生している。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
病原体はカリシウイルス科に属する。

重要度:☆
感染経路は節足動物による機械的伝播である。

一般的なのは経口・粘膜感染です。

機械的伝播と生物学的伝播ってなにが違うんだい?

結論:簡単にいえば「病原体が体内に保持されているか、体外に保持されているか」です。

「機械的伝播」は、ベクターの体表面に病原体付着した状態で、他の個体に伝播させていきます。その病原体の生活環は関係ありません。

一方で「生物学的伝播」は、病原体の生活感の一環として、ベクターの体内に一旦取り込まれて”吸血”の際に伝搬させることをいいます。

重要度:☆
主に 2 か月齢未満のウサギが発症しない

発症のほとんどが、成兎です。

重要度:☆☆
「家畜伝染病予防法」における届出伝染病に指定されている。

家畜伝染病=法定伝染病なので注意してください!

重要度:☆
我が国では 1994 年以降散発的に発生している。