マレック病に関する記述として適当なのはどれか。

過去問

74回 B問題 問6

難易度:易

マレック病に関する記述として適当なのはどれか。
  1. 末梢神経線維の腫脹がみられる。
  2. Bリンパ球由来のリンパ腫である。
  3. 大型リンパ球の均一な腫瘍性増殖がみられる。
  4. ファブリキウス囊において腫瘍細胞はリンパ濾胞内に増殖する。
  5. 原因ウイルスの封入体は羽包上皮細胞核内に出現する。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
末梢神経線維の腫脹がみられる。

重要度:☆☆☆
Tリンパ球由来のリンパ腫である。

重要度:☆
大小様々なリンパ”様”細胞の腫瘍性増殖がみられる。

大型リンパ球の単一な腫瘍性増殖は

重要度:☆☆
ファブリキウス囊において腫瘍細胞はリンパ濾胞内に増殖する。

ファブリキウス嚢は、Bリンパ球の成熟・増殖の場です。Bリンパ球の増殖が「鶏白血病」の特徴なのでファブリキウス嚢のリンパ濾胞内に増殖するのは鶏白血病の初見です。

重要度:☆☆☆
原因ウイルス(ヘルペスウイルス)の封入体は羽包上皮細胞核内に出現する。

マレック病のキーワードは下記にまとめます。

マレック病のキーワード

  • Tリンパ球の腫瘍性増殖
  • フケ
  • 末梢神経障害

鶏白血病に関してはこちらから。