犬の多包条虫症あるいはその病原体に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

74回 B問題 問17

難易度:易

犬の多包条虫症あるいはその病原体に関する記述として適切なのはどれか。
  1. プレパテントピリオドは約 50 日間である。
  2. 駆虫にはプラジクアンテルが有効である。
  3. 虫卵の形態観察による種の同定は困難である。
  4. 「家畜伝染病予防法」の届出伝染病に指定されている。
  5. 適切な治療が遅れると致死的である。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
プレパテントピリオドは約 30 日間である。

重要度:☆☆☆
駆虫にはプラジクアンテルが有効である。

重要度:☆☆
虫卵の形態観察による種の同定は困難である。

重要度:☆☆☆
「家畜伝染病予防法」の届出伝染病に指定されていない

重要度:☆☆☆
適切な治療が遅れても致死的ではない

詳細と周辺知識

多包条虫は、

中間宿主が「野ネズミ」「人間」
終宿主が「犬」「猫」になります。

多くの場合、問題になるのは中間宿主として人間が感染する場合であり、終宿主として感染しても多くは致死的ではありません。