ピンク歯がみられる疾患はどれか。

過去問

73回 必須問題 問27

難易度:難

ピンク歯がみられる疾患はどれか。
  1. ヘモジデローシス
  2. ニーマン・ピック病
  3. 一酸化炭素中毒
  4. セロイド・リポフスチン沈着症
  5. ポルフィリン症

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆
ヘモジデローシス

ヘモグロビンの代謝産物である「ヘモジデリン」が組織に沈着することを言います。ヘモジデリンをマクロファージが貪食し、ヘモジデリン貪食細胞がみられます。

担鉄細胞ってなんすか?

結論:鉄を貪食したマクロファージをいいます。「馬伝染性貧血」で見られる特徴的な所見で、血液塗抹でも確認できます。

重要度:☆
ニーマン・ピック病

酸性スフィンゴミエリナーゼを欠損する病気です。

重要度:☆
一酸化炭素中毒

重要度:☆☆
セロイド・リポフスチン沈着症

ボーダーコリーで有名な遺伝性疾患です。

遺伝的に本来代謝されるべきリポフスチンが処理されず、神経細胞に蓄積していくことにより神経症状を呈します。

細胞内の異物を分解処理するのは何スカ?

結論:ライソゾームです。

重要度:☆
ポルフィリン症

ポルフィリン代謝酵素の機能異常により、ポルフィリンが肝臓・皮膚に蓄積し「ピンク歯」「皮膚過敏症」等の症状が発現します。