73回 B問題 問60
難易度:並
根尖周囲膿瘍に関する記述として最も適当なのはどれか。
- 猫では上顎第4前臼歯に多い。
- 犬では上下顎の犬歯に多い。
- 抗菌薬で根治が望める。
- 歯瘻形成がみられる。
- X線検査で根尖周囲に骨形成が認められる。
選択肢を吟味しよう!
この疾患は、歯が欠け露出した歯髄から細菌感染をおこして、そこから歯根まで到達して影響を与える病気です。
重要度:☆☆☆
犬では上顎第 4 前臼歯に多い。
重要度:☆☆☆
猫では上下顎の犬歯に多い。
重要度:☆☆☆
抗菌薬で根治が望めない。
抗菌薬で根治するわけない。
重要度:☆☆☆
歯瘻形成がみられる。
口腔粘膜に向かって歯瘻が作られることを「内歯瘻」、
体表面に向かって歯瘻が形成されることを「外歯瘻」と呼びます。
重要度:☆☆☆
X 線検査で根尖周囲に骨吸収が認められる。
骨が溶けていきます。
臨床現場では比較的多いです。犬・猫の80%は歯周病をもっているので、オーラルケアは若いうちから!