超音波検査における腸のアコーディオンサインが特徴である疾患・病態として最も適当なのはどれか。

過去問

73回 B問題 問59

難易度:易

超音波検査における腸のアコーディオンサインが特徴である疾患・病態として最も適当なのはどれか。
  1. 紐状異物
  2. 腸重積
  3. リンパ腫
  4. 腹膜炎
  5. 鼡径ヘルニア

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
紐状異物

重要度:☆
腸重積

回盲部に多いですよね。頭側の腸が、尾側の腸に入り込みます。

重要度:☆
リンパ腫

重要度:☆
腹膜炎

重要度:☆
鼡径ヘルニア

解説

このような所見を認めた場合は、かならず「舌の裏」を見てください!ひっかかる状況が起こって初めてアコーディオン所見が認められます。

僕が見た症例なんですが、アコーディオン所見を認めて開腹したものの、腸の色も良く、触っても紐状異物を触れなかった事があります。

「あれ〜」ってなって試しに内視鏡をしたら、バッチリ紐状異物が確認できました。内視鏡で直接確認することもかなり重要なんだなぁと考えさせられた症例でした。無事にとれて良かったですなぁ〜。