慢性うっ血性心不全に使用すべきでない薬はどれか。

過去問

73回 B問題 問3

難易度:並

慢性うっ血性心不全に使用すべきでない薬はどれか。
  1. フロセミド
  2. イソプロテレノール
  3. ベナゼプリル
  4. 硝酸イソソルビド
  5. カンデサルタン

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
フロセミド

ループ利尿剤です。低カリウム血症に気をつけましょう!

重要度:☆☆☆
イソプロテレノール

β1刺激薬です。

イソプロテレノールは、β1受容体と強力に結合する(強力なアゴニスト)ため、作用が強すぎます。心臓に負荷をかければ、もちろん心臓は弱っていくのは想像が容易ですよね。

またβ受容体刺激薬には「ダウンレギュレーション」といって、β受容体刺激への反応が次第に悪くなるという特徴があります。

急性はともかく、慢性心不全の維持管理の際に使用するには不向きです。

重要度:☆☆☆
ベナゼプリル

ACE阻害薬です。この薬は、RAASの亢進を抑制することで心臓を保護します。

重要度:☆☆☆
硝酸イソソルビド

血管拡張薬です。この薬は交感神経系の亢進による血圧の亢進を抑制することで心臓を保護します。

重要度:☆☆☆
カンデサルタン

ARBです。この薬は「アンジオテンシン受容体阻害薬」です。