73回 A問題 問22
難易度:並
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆
1 分子のヘモグロビンは 4 分子の酸素と結合する。
正解です。
選択肢3が絶対的に違うので、解答はしやすいですな。
重要度:☆☆☆
pHの低下は酸素への親和性を低下させる。
赤血球により運搬されてきた酸素は、細胞で代謝されることになります。
細胞は現在進行形で、酸素を消費して二酸化炭素を排泄しています。いわば酸素消費が激しい細胞周囲は二酸化炭素で溢れかえっています。
二酸化炭素は「酸」ですから、酸素を必要としている細胞の周囲のpHは低くなっています。
そのような環境こそ、一刻も早く酸素を供給するために酸素に対する親和性を低下させて細胞に酸素を渡してあげているのですね。
よって上記の選択肢は正解です。
かわいいよね。素敵だね。
重要度:☆☆☆
胎児のヘモグロビンは酸素への親和性が成人と比べて高い。
胎児がどうやって母体から酸素を受け取るかを想像すると考えやすいです。
単純に胎児ヘモグロビンの酸素親和性が母体ヘモグロビンよりも高いため、酸素が母体→胎児へと渡されるわけです。
当然ですよね。
重要度:☆☆☆
酸素に比べて一酸化炭素は親和性が高い。
酸素の200倍ほど親和性が高いと言われています。
重要度:☆☆☆
オキシヘモグロビンでは二価鉄が三価鉄に酸化されている。
オキシヘモグロビンは二価鉄に酸素とグロビンが結合していることを言います。
酸化されて三価鉄になると、酸素との結合能が失われた「メトヘモグロビン」となります。
3って「ミ」って言いますよね。よくほら、電話番号のゴロでさ。
「メ」と「ミ」はマ行なんだから、3として考えられませんかね???
そうするとほら、覚えられるでしょ。。。