血管に関する記述として正しいのはどれか。

過去問

73回 A問題 問21

難易度:易

血管に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 動脈は容量血管と呼ばれる。
  2. 細静脈は抵抗血管と呼ばれる。
  3. 毛細血管圧の低下は浮腫を引き起こす。
  4. 皮膚などでみられる動静脈吻合では細動脈と細静脈が直結している。
  5. 四肢の動脈は逆流を防ぐ弁を持つ。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
脈は容量血管と呼ばれる。

重要度:☆☆☆
脈は抵抗血管と呼ばれる。

重要度:☆☆☆
毛細血管圧の増加は浮腫を引き起こす。

血管の内圧(静水圧)が上がれば、血管外に漏れやすくなるのは容易に想像が付きます。

重要度:☆☆
皮膚などでみられる動静脈吻合では細動脈と細静脈が直結している。

本来、動脈からの血液は、毛細血管を介して静脈に注がれますが、
毛細血管を経由せず、直接動脈から静脈に直結している構造を「動静脈吻合」といいます。

この構造は、体温調整に関わっているとされ、
末梢(手先・足先・顔)部分への血液を介して熱を供給する役割があります。

もし、寒すぎた場合はこの動静脈吻合が収縮することで、
熱を末梢に届けることができなくなるため、末端冷え性になるようですね!

動物でもあるのでしょうか?

重要度:☆☆☆
四肢の静脈は逆流を防ぐ弁を持つ。