鶏の解剖学的特徴に関する記述として正しいのはどれか。

過去問

73回 A問題 問12

難易度:難

鶏の解剖学的特徴に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 前位頸椎は癒合して不動性である。
  2. 気囊は肺胞の延長である。
  3. 肝門脈を欠く。
  4. 膵臓は 4 葉からなる。
  5. 中脳蓋(視葉)は二丘体である。

1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e


選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
胸椎は癒合して不動性である。

癒合しているのは、第2〜5胸椎だそうです。ほかにも鎖骨が癒合していますね。

「胸椎」と「鎖骨」は癒合している!

重要度:☆☆
気囊は気管の延長である。

絶対に選んではいけません。気嚢ではガス交換ができないので、肺胞の延長ではなさそうですね。

重要度:☆☆
肝門脈を有する

絶対に選んではいけません。鳥類に特徴的な構造として、「腎門脈」っていう構造も持ち合わせています。

重要度:☆
膵臓は 4 葉からなる。

こんなん知っている人いるの?マニアの知識じゃんね。

重要度:☆☆☆
中脳蓋(視葉)は二丘体である。

この選択肢は絶対に選びましょう!

鳥って、頸が自由自在に動くイメージありませんか?

鳥が動くときに、胴体が動かず頸だけ動くのには、こういった解剖学的な背景があるのかもしれませんね。