72回 B問題 問66
難易度:難
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
若齢の大型犬で発生が多い。
若齢・大型犬の跛行で考えるべき疾患は、「股異形成」と「汎骨炎」の2つです。
重要度:☆☆☆
移動性の四肢跛行を呈する。
要するに、痛がる場所が変わるということです。
特徴的な臨床所見です。
重要度:☆高尿酸血症が原因である。
痛風の説明だと思います。
重要度:☆☆☆
単純 X線検査により診断する。
骨髄の部分が、やや不透過性になります。
重要度:☆☆☆
自然治癒することが多い。
重要な選択肢です。
「汎骨炎」は、自然治癒します!
解説
この問題も、選択肢の吟味で十分です。
「汎骨炎」は原因不明ですが、成長に伴って自然寛解する骨の炎症性疾患です。
ポイントは、
「若齢の大型犬」
「痛がる場所が変わる」
「骨のX線不透過性亢進」
「自然治癒する」です。
実地問題のレントゲン写真で、
「なんか骨髄部分だけがボヤッと白くなってるなぁ」と思ったら大体「汎骨炎」です。
あくまでテクニックですが。
類題はこちら。
若齢の大型犬で注意するべきは「股関節形成不全(股異形成)」です。