72回 B問題 問46
難易度:易
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆
食欲不振時は経腸栄養が治療の第一選択である。
重要度:☆☆
栄養要求量は安静時エネルギー要求量をもとに算出する。
安静時エネルギー(RER)= 70 × (体重)0.75
で計算できます。
重要度:☆☆
絶食は絨毛の萎縮や消化管吸収障害をもたらす。
重要度:☆☆☆
慢性的な栄養失調状態の猫では肝リピドーシスを生じる。
この選択肢は、めちゃくちゃ重要です。
重要度:☆☆☆
犬の慢性膵炎では低脂肪食の給与が望ましい。
この選択肢も重要です。
解説
栄養の供給法は「経腸栄養」と「静脈栄養」に分かれます。
腸管は機能しているか
腸管は機能しているものの、食欲不振や嚥下困難で自ら食事を取れない場合、「経腸栄養」が選択されます。
一方、腸管機能が機能していない場合は「経静脈栄養」が選択されます。
栄養供給の期間は?
経腸栄養の場合は、栄養供給の期間に応じて選択が変わります。
長期間の経腸栄養が必要な場合は、「胃瘻チューブ」「腸瘻チューブ」が選択されます。直接胃や腸にチューブを挿入するということですな。
一方短期間の場合は、鼻からの「経鼻チューブ」が選択されます。
強制給餌
選択肢としては、もう一つ「強制給餌」も考えられます。