72回 A問題 問30
難易度:易
アドレナリンβ2受容体刺激を介して気管支拡張作用を示すのはどれか。
- アミノフィリン
- サルブタモール
- オザグレル
- ベクロメタゾン
- イプラトロピウム
選択肢を吟味しよう!
注意度:☆☆
アミノフィリン
キサンチン誘導体です。
ホスホジエステラーゼを阻害することで、cAMPが増加し気管支平滑筋が弛緩します。
重要度:☆☆☆
サルブタモール
アドレナリンβ受容体刺激薬です。
β受容体刺激により、気管支が拡張します。
注意度:☆☆
オザグレル
血小板が凝集して「血栓」を作るためには、
さまざまな作用がありますが、トロンボキサンA2の刺激によって血小板が活性化する経路があります。
「オザグレル」は、このトロンボキサンA2の合成を阻害することで血小板の凝集を抑制させる薬物です。
同様の作用機序を持つ「クロピドグレル」は、抗血栓薬として使用する場合があります。
注意度:☆
ベクロメタゾン
合成の副腎皮質ホルモン製剤です。
吸入して用いるようです。
臨床の現場でみたことがありません。
注意度:☆☆
イプラトロピウム
ムスカリン受容体拮抗薬です。
副交感神経を遮断することにより、気管支平滑筋が弛緩します。
こちらも臨床の現場で見たことがありません。