尿素回路に関する記述として正しいのはどれか。

過去問

72回 A問題 問23

難易度:並

尿素回路に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 尿素回路ではアンモニアを材料にして尿素が生成される。
  2. 尿素回路の反応は肝臓のミトコンドリアと細胞質で行われる。
  3. 尿素回路は 2 つの酵素と 2 つの中間体から構成される。
  4. 尿素回路では尿素 1 分子とともに 3 分子の ATP が生成される。
  5. カルバモイルリン酸シンターゼはアルギニンからオルニチンと尿素が生じる反応を触媒する

選択肢を吟味しよう!

解答のポイント:
選択肢 a は選択しておきたいです。
選択肢 b を選べると最高です。

重要度:☆☆☆
尿素回路ではアンモニアを材料にして尿素が生成される。

有毒なアンモニアを無毒な尿素に変えるのが「尿素回路」の役割です。

「門脈体循環シャント」で肝臓を通過しない
またそもそも肝不全がある場合、尿素回路が十分に働かないため、

有毒なアンモニアが血中に増加するわけです。

重要度:☆☆
尿素回路の反応は肝臓のミトコンドリアと細胞質で行われる。

正解です。

重要度:☆
尿素回路は 2つの酵素と 2つの中間体から構成される。

知らなくて良いです。

はっきりとした数字は分かりません。が、酵素と中間体の数は2つではありません。

重要度:☆
尿素回路では尿素 1 分子とともに 3 分子の ATP が消費される。

知らなくていいです。

重要度:☆
アルギナーゼはアルギニンからオルニチンと尿素が生じる反応を触媒する。

知らなくて良いです。

カルバモイルリン酸シンターゼは、
アンモニアからカルバモイルリン酸が生じる反応を触媒します。

解説