71回 B問題 問50
難易度:並
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
中年齢で発症することが多い。
重要度:☆☆☆
重度の疼痛を伴わない。
重要度:☆☆☆
慢性の進行性疾患である。
重要度:☆☆☆
脳脊髄液の検査により診断可能できない。
重要度:☆☆☆
コルチコステロイドの投与が有効ではない。
治療法はありません。
解説
変性性脊髄症とは、遺伝性、進行性の無痛性脊髄疾患です。
遺伝性の原因は、SOD1の異常だと言われています。
いずれ、延髄にまで進行すると呼吸が停止することになります。アメリカでは安楽死の対象疾患であるようです。
似た病気で「変形性脊椎症」という病気があります。
この病気は、脊椎の加齢性変化でありレントゲン写真での「ブリッジ形成」で有名な疾患です。年をとってくると脊椎と脊椎がつながってくるのです。それに伴って、運動失調(ataxia)が生じます。
脊髄が変性しているのか?脊椎が変形しているのか?
言葉が似ていますが、病態は全く異なるので注意してくださいね!