採卵鶏で換羽誘導を行う目的はどれか。

過去問

71回 B問題 問39

難易度:易

採卵鶏で換羽誘導を行う目的はどれか。
  1. 産卵率の回復
  2. カニバリズムの防止
  3. 熱中症の予防
  4. 感染症の予防
  5. 性成熟の調整

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
産卵率の回復

重要度:☆
カニバリズムの防止

くちばしを折ることで、カニバリズムを予防します。これを「ビークトリミング」といいます。

重要度:☆
熱中症の予防

重要度:☆
感染症の予防

重要度:☆
性成熟の調整

解説

知らなかった方は、覚えてください。

強制換羽とは?

鶏は、生理的にホルモンの影響を受けて産卵がとまり、毛が生え変わります。

この技術は、絶食状態にすることで「換羽」を強制的に起こすテクニックです。目的は低下してきた産卵率をもちあげる為に行います。行われるのは、2歳齢〜になります。

鶏 豆知識


卵を生むことに特化した鶏を「卵用鶏(レイヤー)」と言います。産卵鶏は、生後5ヶ月〜産卵を開始し、その後1〜2ヶ月でピークを迎えます。

鶏は一日ごとに排卵が起こる特殊な動物で受精がなければ、そのまま卵が卵殻に包まれて体外に排出されます。そのため雄がいなくても毎日のように卵を生めます。

つまり僕らが頂いている卵は出産によるものではなく、排卵の過程で排出されたものということになります。