71回 B問題 問24
難易度:易
「カルタヘナ議定書」に関する記述として正しいのはどれか。
- 遺伝子組換え生物の国境を越える移動による悪影響を防止する。
- 国内における外来生物の飼養を規制する。
- 遺伝資源の利用から生ずる利益を国際的に公平に配分する。
- 国際的に重要な湿地の保全を促す。
- 絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制する。
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
遺伝子組換え生物の国境を越える移動による悪影響を防止する。
カルタヘナ議定書に関する記述です。
重要度:☆☆☆
国内における外来生物の飼養を規制する。
「外来生物法」についての文章です。この法律では「特定外来生物」を指定して規制しています。あまりにも多いので、下記を参考にしてください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list.html
重要度:☆☆☆
遺伝資源の利用から生ずる利益を国際的に公平に配分する。
名古屋議定書に関する記述です。
重要度:☆☆☆
国際的に重要な湿地の保全を促す。
ラムサール条約に関する記述です。
重要度:☆☆☆
絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制する。
ワシントン条約に関する記述です。
解説
大本は「生物多様性条約」で、この条約がカバーする内容は多すぎて複雑です。
そのため、遺伝資源の利用・分配に関しては「京都議定書」、遺伝子組み換え体の安全性に関しては「カルタヘナ議定書」が設けられています。
という風に、上記2つの議定書は生物多様性条約と切っては切れない関係なので、それぞれをしっかり区別して覚えてください。
条約に関しては、こちらの記事でまとめています。全体像を把握した上で、各論を頭に入れましょう!!!