副腎疾患に関する記述として適切なのはどれか。

良問

75回 B問題 問42

難易度:易

副腎疾患に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 犬の副腎皮質機能亢進症の約 80%が副腎腫瘍である。
  2. 猫の副腎皮質機能亢進症の約 80%が副腎腫瘍である。
  3. 犬の副腎皮質機能低下症では副腎皮質刺激ホルモンが低下する。
  4. 犬の褐色細胞腫ではカテコラミン産生が亢進する。
  5. 猫の原発性アルドステロン症は低血圧を引き起こす。

1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e


選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
犬の副腎皮質機能亢進症の約 80%が下垂体腫瘍である。

重要度:☆☆☆
猫の副腎皮質機能亢進症の約 80%が下垂体腫瘍である。

重要度:☆☆☆
犬の副腎皮質機能低下症では副腎皮質ホルモンが低下する。

副腎皮質の刺激ホルモンが低下するわけではありません。

副腎皮質から放出されるホルモンは3つありますが、

「アルドステロン」「グルココルチコイド」の2つのホルモンが低下する「アジソン病(副腎皮質機能低下症)」と、「グルココルチコイド」のみ低下する「”非定型”アジソン病(副腎皮質機能低下症)」と呼ばれています。

重要度:☆☆☆
犬の褐色細胞腫ではカテコラミン産生が亢進する。

重要度:☆☆☆
猫の原発性アルドステロン症は高血圧を引き起こす。

水分の再吸収が起こるため、循環血液量は上昇します。