(ΦωΦ)
75回 B問題 問42
難易度:易
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
犬の副腎皮質機能亢進症の約 80%が下垂体腫瘍である。
重要度:☆☆☆
猫の副腎皮質機能亢進症の約 80%が下垂体腫瘍である。
重要度:☆☆☆
犬の副腎皮質機能低下症では副腎皮質ホルモンが低下する。
副腎皮質の刺激ホルモンが低下するわけではありません。
副腎皮質から放出されるホルモンは3つありますが、
「アルドステロン」「グルココルチコイド」の2つのホルモンが低下する「アジソン病(副腎皮質機能低下症)」と、
「グルココルチコイド」のみ低下する「”非定型”アジソン病(副腎皮質機能低下症)」と呼ばれています。
重要度:☆☆☆
犬の褐色細胞腫ではカテコラミン産生が亢進する。
重要度:☆☆☆
猫の原発性アルドステロン症は高血圧を引き起こす。
水分の再吸収が起こるため、循環血液量は上昇します。
Na/K 比だけではないアジソン
Na/K が上昇することで有名な副腎皮質機能低下症(アジソン病)ですが、獣医師として見逃されることの多い疾患としても有名です。
実際の現場にいると教科書的なケースは思っているより少なく、ましてや超音波検査でもアジソンを診断する基準値はないのが現状です。結局よくわからずに終わるのが常だったり、、、
それならばとNa/K比に頼った考えた方では”誤診”に繋がります。非定型アジソンではNa/K比は上昇しませんし、尿閉ではNa/K比が上昇します。取るべき対応が全く異なるので生死を分けるんですよね。。。
だから!
他の検査項目と総合的に判断できると自信をもってアジソンを疑えるようになりましょう。答えは以外にシンプルです。