【獣医師国家試験】塩類代謝・腎機能に対する作用

まとめ

塩類代謝作用薬

塩類代謝作用薬

  • 酸性化薬
    • 塩化アンモニウム
    • L一メチオニン
  • 塩基性化薬
    • 重炭酸ナトリウム
  • 輸液製剤

輸液製剤には「生理食塩水」「酪酸リンゲル」「乳酸リンゲル」があります。

「生理食塩水」いわゆる食塩水なので、その組成は Na:Cl =1:1です。

これは全然”生理的”ではなく、輸液により高クロル血症になる可能性が考えられるため、あまり使用はしません。輸液剤には「乳酸リンゲル液」を使用するケースが多いです。

利尿薬

利尿薬 まとめ

  • 浸透圧性利尿薬    ー D-マンニトール / イソソルビド
  • 炭酸”脱水”酵素阻害薬 ー アセタゾラミド
  • ループ利尿薬     ー フロセミド / トラセミド
  • サイアザイド系利尿薬 ー ヒドロクロロチアジド
  • カリウム保持性利尿薬
    • アルドステロン受容体拮抗薬 ー スピロノラクトン
    • 上皮Na+チャネル阻害薬 ー トリアムテレン
  • バソプレシン受容体阻害薬 ー トルバプタン

浸透圧利尿薬」は尿細管で再吸収されません。その特徴から浸透圧差によって”近位尿細管”での水分の再吸収を増やし利尿作用を引き起こします。

ヘンレの上行脚には「Na+ – K+ – 2CI 共輸送体」が発現しており、NaClとKを再吸収しています。「ループ利尿薬」はその共輸送体を阻害することで、水の再吸収も阻害して利尿作用を引き起こします。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

このときKの再吸収も阻害されるため「低カリウム血症」にも注意しよう!

さらに遠位尿細管〜集合管にかけて「Na+ – CI 共輸送体」が発現しており、ここを阻害することで利尿効果を引き起こす薬物を「サイアザイド系利尿薬」といいます。

利尿薬として最も利用されるだろう「ループ利尿薬」には「低カリウム血症」のリスクがあります。利尿薬の中でもKを保持できる利尿薬があります。それが「アルドステロン受容体阻害薬」と「上皮Naチャネル阻害薬」です。

尿崩症治療薬

尿崩症には、
バソプレシンが作れない「中枢性 尿崩症」と、腎臓でのバソプレシン感受性が落ちる「腎性 尿崩症」の2つがあります。

尿崩症治療薬

  • デスモプレシン

デスモプレシン」はバソプレシンの誘導体なので 中枢性 尿崩症の治療に用いられます。

腎毒性物質

実際の臨床でも見かける頻度の多い薬が多いので、覚えたほうが良いかなと考えています。

尿崩症治療薬

  • シスプラチン
  • シクロスポリン
  • アミノグリコシド系抗生物質
  • 非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)
  • カドミウム
  • 塩化第二水銀
  • オクラトキシンA
  • エチレングリコール
error: Content is protected !!