72回 必須問題 問2
難易度:易
犬、ミニチュア・ダックスフンド、雄、2 歳齢。検診の結果、進行性網膜萎縮であることがわかった。飼い主はブリーダーであり、この犬の被毛色は珍しいため繁殖に残したいという。獣医師の対応として適切なのはどれか。
- 進行性網膜萎縮は遺伝性疾患のため繁殖に用いるべきではないと伝える。
- ブリーダーとしての生活がかかっているため特に意見は言わない。
- 進行性網膜萎縮の原因や治療を探る研究に役立つため繁殖を推奨する。
- 進行性網膜萎縮は治療法がないため安楽死を勧める。
- 犬は嗅覚や聴覚が優れているため視覚が消失しても何ら問題ないと伝える。
選択肢を吟味しよう!
解答のポイント:
獣医学的に「遺伝性疾患の素因を持つ子を繁殖にすべきでない」が推奨されています。
重要度:☆☆☆
進行性網膜萎縮は遺伝性疾患のため繁殖に用いるべきではないと伝える。
獣医学的な根拠をもった(獣医師としての)対処ですね。
重要度:☆
ブリーダーとしての生活がかかっているため特に意見は言わない。
重要度:☆
進行性網膜萎縮の原因や治療を探る研究に役立つため繁殖を推奨する。
重要度:☆
進行性網膜萎縮は治療法がないため安楽死を勧める。
重要度:☆
犬は嗅覚や聴覚が優れているため視覚が消失しても何ら問題ないと伝える。