74回 B問題 問42
難易度:並
犬において緑内障を悪化させる薬物はどれか。
- アトロピン
- アセタゾラミド
- マンニトール
- ピロカルピン
- ラタノプロスト
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
アトロピン
副交感神経を遮断により、散瞳(瞳孔が開く)します。散瞳することにより、眼房水の排出ロである「隅角」が狭くなり排出障害を引き起こす可能性があります。
重要度:☆☆☆
アセタゾラミド
炭酸脱水酵素阻害薬です。眼房水の生成を抑制し眼圧を下げる作用がありますが、作用は弱いです。
重要度:☆☆☆
マンニトール
重要度:☆☆☆
ピロカルピン
副交感神経の刺激薬のため、縮瞳します。
重要度:☆☆☆
ラタノプロスト
プロスタグランジン製剤です。縮瞳させ、排出ロを広げることで眼圧を下げる作用があります。
水晶体が前方脱臼している際に使用すると、脱臼を重症化させ更なる高眼圧症を招く可能性があるので注意が必要です。