牛の鈍性発情に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

74回 A問題 問79

難易度:並

牛の鈍性発情に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 子宮の細菌感染が主な原因である。
  2. 排卵とその後の黄体形成は起こらない。
  3. 分娩後初回および第 2 回排卵時の発情は発見されにくい。
  4. 交配適期を逸するために不妊症となる。
  5. 治療にはエストラジオール製剤が有効である。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
子宮の細菌感染が主な原因ではない

重要度:☆☆☆
排卵とその後の黄体形成は起こ

排卵とその後の黄体形成は起こが、特徴的な発情行動が分かりにくい状態です。

重要度:☆☆☆
分娩後初回および第 2 回排卵時の発情は発見されにくい。

重要度:☆☆☆
交配適期を逸するために不妊症となる。

重要度:☆☆☆
治療にはPGFが有効である。

無発情と鈍性発情との違いってなんスカ?

結論:発情周期が営まれているかどうかです。

「無発情」は発情周期がこないため発情が発現しない状態をいいます。

一方で鈍性発情は、卵巣周期は営まれているものの発情が発現しない状態をいいます。鈍性発情は、卵巣疾患の中で特に発生率が高いですよ!

ちなみにですが、分娩後1・2回目 or 春機発動(初めての排卵)時は、生理的に発情が見られないようです! これは、病気ではありません。