補体に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

74回 A問題 問47

難易度:易

補体に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 抗原の抗原決定基と直接結合する。
  2. T 細胞に抗原提示を行う。
  3. MHC クラス II 分子に分類される。
  4. 標的となる異物細胞などの表面を覆って食作用を亢進させる。
  5. リンパ節に貯蔵されている。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
抗原の抗原決定基と直接結合する。

抗体の説明です。抗体は”抗原”の特定の部分にしか結合できません。この特定の部分を抗原決定基(エピトープ)と呼びます。

重要度:☆☆☆
T細胞に抗原提示を行わない

重要度:☆☆☆
MHC クラス II 分子に分類されない

重要度:☆☆☆
標的となる異物細胞などの表面を覆って食作用を亢進させる。

これこそが補体の役割です。

重要度:☆☆☆
リンパ節に貯蔵されている。

補体は血液中だけでなく全身の組織に分布しています。貯蔵場所は分かりません。