器官原基の分離抑制(分離異常)に起因する奇形として適当なのはどれか。

過去問

74回 A問題 問37

難易度：難

器官原基の分離抑制(分離異常)に起因する奇形として適当なのはどれか。
  1. 心室中隔欠損
  2. 口蓋裂
  3. 無脳症
  4. 無嗅脳症
  5. 馬蹄腎

選択肢を吟味しよう！

重要度：☆
心室中隔欠損

器官レベルの発生異常の癒合不全に分類されます。

重要度：☆
口蓋裂

単体奇形の外表奇形です。

重要度：☆
無脳症

単体奇形の外表奇形です。

重要度：☆
無嗅脳症

重要度：☆☆
馬蹄腎

奇形 まとめ
奇形の分類は２種類！ いっきに考えると難しいので、要素に分けながら考えていきましょう。 重複奇形 単純に、対象かどうかで考えてください。 対称性奇形 対称性奇形には、「分離」「非分離」が存在します。 Read more ...
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解説

奇形の発生様式には「分子レベル」「細胞組織レベル」「器官レベル」の発生異常があります。

器官レベルの発生異常には、

  • 発育異常
  • 癒合不全
  • 分離異常
  • 位置の異常
  • 遺残

があります。

動物業理学総論 第３版　日本獣医病理学専門家協会編　文英堂出版 p232