ムスカリン受容体拮抗薬の作用として適当なのはどれか。

過去問

74回 A問題 問26

難易度:易

ムスカリン受容体拮抗薬の作用として適当なのはどれか。
  1. 散瞳
  2. 気管支平滑筋の弛緩
  3. 心拍数の低下
  4. 消化管運動の促進
  5. 腺分泌の促進

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
散瞳

重要度:☆☆☆
気管支平滑筋の弛緩

重要度:☆☆☆
心拍数の上昇

重要度:☆☆☆
消化管運動の抑制

重要度:☆☆☆
腺分泌の抑制

唾液腺は交感神経優位でも分泌されるのか?

結論:出ます!
交感神経、副交感神経どちらの刺激でも性質が異なる唾液が分泌されます。

交感神経が優位になっている状況では、粘液性(ネバネバ)の唾液が、
副交感神経が優位になっている状況では、漿液性(サラサラ)の唾液が
分泌されます。

この違いは、水分量の違いから生まれます。
副交感神経が刺激された状態では水分量が多いためにサラサラなのです。

逆に交感神経刺激時されても口が乾くのは、
単純に水分量が少ないからだと考えられますよね。