哺乳類家畜の血管系に関する記述として正しいのはどれか。

良問

73回 A問題 問10

難易度:易

哺乳類家畜の血管系に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 左心室の内面には櫛状筋が存在する。
  2. 犬には両頸動脈が存在する。
  3. 心房と心室の間には円錐傍室間溝がある。
  4. 動脈管索(動脈管遺残)は大動脈と肺動脈の間に位置する。
  5. 馬では腕頭動脈から直接左右の総頸動脈が分岐する。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆
右心耳の内面には櫛状筋が存在する。

左心耳にもあると思います。櫛状筋のおかげで、右心耳の内面は起伏に富みます。

重要度:☆☆☆
犬には両頸動脈が存在しない

重要度:☆☆☆
心房と心室の間には冠状溝がある。

重要度:☆☆☆
動脈管索(動脈管遺残)は大動脈と肺動脈の間に位置する。

正解です。

この動脈管が成長しても閉鎖しない「動脈管開存症」は国家試験でメチャクチャ重要な疾患です。

重要度:☆☆
では腕頭動脈から直接左右の総頸動脈が分岐する。

犬は、両頸動脈がないため腕頭動脈から直接左右の総頸動脈が分岐します。